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リモートワークで大切なのは「衝突」だった――100人100通りの働き方を実現するために

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文春オンライン

ルールづくりは業務効率化には有効だが……

 反対に、「土日は絶対に連絡しちゃダメ」、「平日の業務時間後は連絡しない」といった一律なルールを作るのは得策ではないと思います。一度ルールを作ってしまうと思考が停止してしまいます。ルールを決めることは、仕事を円滑に進めるうえでは確かに有効です。しかし一方で「これはルールだから」という紋切り型の対応に陥りがちになります。ルールではなくみんなの働き方を理解し、尊重しながら仕事のスタンスを明確にしていくことが、最もみんなが幸せに働けることにつながるのではないでしょうか。大切なのは、相手のことを考え、想像して、どうコミュニケーションを取ればよりよく仕事が進むかを考えることです。

自分の働き方を「みんなに知ってもらうこと」が必要

 サイボウズでは、100人100通りの働き方を目指しています。これは個人の働き方や生き方のスタンスを「自分で決めること」であると同時に、みんなに自分の働き方を「知ってもらうこと」が必要になります。  例えば僕の場合は、勤務時間は8時30分~17時30分で、そのうち水曜日は毎週在宅勤務をするという働き方を自分で決め、チームに共有し、みんなにも認識してもらっています。同じようにチームメンバーのみんなの働き方のスタンスも共有してもらうのです。編集部のほかのメンバーは10~19時を働く時間と設定している人が多いです。そうすると、チームみんなで共通する時間は10~17時30分となります。1時間の休憩時間をとると、1日あたり6時間30分がみんなと一緒に仕事ができる時間です。  ただ、それでも仕事はしっかりと回っていますし、むしろ「この時間帯だけで、どう仕事を終わらせるか」というマインドを持って行動できるようになりました。多様さを受け入れ、その中でどうすればチームとしての成果が出るかを考えて実践すること。このスタンスがあればチームでの共通理解はグッと深まっていきます。  そのためにも、どうすれば相手に伝わるコミュニケーションになるかを考える想像力が不可欠です。

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