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リモートワークで大切なのは「衝突」だった――100人100通りの働き方を実現するために

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文春オンライン

伝わるコミュニケーションは「マナー」

 書き込みの内容ひとつとっても、受け取る相手のことを思いやり、その人に伝わる形で文字にしてあげることは、多種多様なツールを日頃から使っている現代人にとって必要なマナーではないかと思うのです。そして、それがスマホを使った文字主体のコミュニケーションになるときは、なおさら心がけておくべきです。  ちなみにサイボウズでは、コミュニケーションの際には「事実と解釈を分けて伝える」という考え方を心がけています。オンラインコミュニケーションは、やりとりを続けるなかで、どうしても解釈が膨らみがちです。事実はひとつであるのに対して、解釈は人の数だけ存在します。解釈が中心となったディスカッションは、水かけ論になってしまうことが多いです。一度傷つけられた感情はしこりとなって、相手を正しく理解することを妨げます。  それではいい関係性が築けません。解釈を中心に議論しだしたら、解釈ではなく事実に基づいて話を進めるようにします。  問題解決には、事実へのアプローチが不可欠なのです。

ツールの先には必ず「相手がいる」ことを意識

 ツールの影響範囲が自分だけなら、コントロールは可能です。情報やツールとの向き合い方を変えればいいだけですから。難しいのは、「自分以外の誰かとのやりとり」でもあるからです。自分が決めたスタンスだったとしても、仕事においては自分以外の誰かとの協調は避けられません。自分のスタンスを崩さずに、相手とも気持ちよくやりとりできるように、相手の状況や気持ちに寄り添うことが、いっそう求められるようになっていくと感じています。  それはメールであろうが電話であろうが、チャットであろうがすべてに共通することだと思います。僕はサイボウズで働き始めてからほとんど電話を使わなくなっていますが、時にはオンラインコミュニケーションだけでは意思疎通が難しいと感じて電話を使うときがあります。  その際も、まずはオンラインで電話できる時間を相手に確認するようにします。候補日と時間を複数出して、相手に選んでもらうようにする流れです。

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