「友人の命を失わせたことを真摯に受け止めている」近大剣道部員暴行死 元部員に執行猶予付き有罪判決 被害者の父は「量刑には納得、道を外すことのないよう生きてほしい」
読売テレビ
近畿大学の剣道部で男子部員を暴行し、死亡させた罪に問われた元部員の男に、大阪地裁は29日、執行猶予のついた有罪判決を言い渡しました。 元近畿大学剣道部の林陽暉被告(22)は昨年10月、同じ剣道部の男子大学生に暴行を加え、死亡させた罪に問われていました。2人は一緒に酒を飲んだ後、トラブルになったということで、林被告は起訴内容を認め、検察は懲役5年を求刑していました。 この日開かれた裁判員裁判で、大阪地裁は「周りに制止されたのに体を押したのは規範に背く行為だ」と指摘した一方、「友人の命を失わせてしまったことを真摯に受け止めている」として懲役3年、執行猶予4年の判決を言い渡しました。 被害者の父緒は「量刑には納得している。被告には忠実に道を外すことのないよう生きてほしい」とコメントしています。