Yahoo!ニュース

IDでもっと便利に新規取得

ログイン

【2020ドラフト候補ランキング:1~10位】中京大中京・高橋の評価が急上昇! 即戦力度ナンバーワンなら栗林か

配信

  • この記事についてツイート
  • この記事についてシェア
THE DIGEST

 昨年12月に2020年のドラフト候補ランキングをいち早く発表したが、前回1位だった山崎伊織(東海大)がトミー・ジョン手術を受けて社会人入りを表明したこともあり、大きく順位が変動した。今後の注目はやはり高橋宏斗(中京大中京)の動向だ。このままプロ志望届を提出しなければ、また大きく順位が変わる。大学生、社会人はここから公式戦が本格化するだけに、再び浮上してくる選手も多く出てくるだろう。最終版はドラフト直前に発表する。 【表】2020ドラフト候補ランキング1~50位一覧 ▼1位:高橋宏斗[投手・中京大中京高](前回順位:17位) (たかはし・ひろと/右投右打) 将来像:菅野智之(巨人)  昨秋から急成長を見せて一気にドラフトの目玉とも呼べる存在となった。150キロを超えるストレートは数字に見合う威力があり、そしてそのスピードボールをしっかりとコントロールできるというところも大きな長所。長いイニングを投げても球威が落ちず、スライダー、カットボール、フォークなど変化球も大きくレベルアップした。大学進学を基本線としながらも、高校からのプロ入りについても可能性は残していると言及しており、その動向がドラフト全体に与える影響は極めて大きいだろう。 タイプ診断:#本格派 #スター候補 #急成長 ▼2位:伊藤大海[投手・苫小牧駒沢大](前回順位:3位) (いとう・ひろみ/右投右打/駒大苫小牧高) 将来像:津田恒実(元広島)  総合力では大学ナンバーワン投手と言える存在。秋のリーグ戦は既に開幕しているが、いきなり完封勝利をマーク。2試合目の先発では味方の援護がなく負け投手となったが、翌日は抑えとして最終回をしっかり締めてリベンジを果たした。大学日本代表ではクローザーを任されており即戦力として考えるならリリーフだが、先発でもカットボールを中心に組み立てて試合を作る能力も高い。投手陣が手薄な球団が複数入札することも十分に考えられるだろう。 タイプ診断:#リリーフタイプ #火の玉ストレート #地方リーグ ▼3位:早川隆久[投手・早稲田大](前回順位:5位) (はやかわ・たかひさ/左投左打/木更津総合高) 将来像:和田毅(ソフトバンク)  9月に行われた東京六大学の春季リーグ戦では自己最速を更新する155キロをマーク。昨年までと比べて明らかにストレートが力強くなり、球威で圧倒するようなピッチングができるようになった。元々フォームの良さと制球力には定評があったが、そこからさらに凄みが加わった印象を受ける。しかしその一方でここ一番で踏ん張れず、勝ちきれないのは課題だ。秋のリーグ戦では結果でも圧倒的なものを見せてもらいたい。 タイプ診断:#本格派左腕 #先発タイプ ▼4位:栗林良吏[投手・トヨタ自動車](前回順位:9位) (くりばやし・りょうじ/右投右打/愛知黎明→名城大) 将来像:則本昂大(楽天)  今年のドラフト候補で即戦力度ナンバーワンと言えばこの栗林になる。大学時代から常に結果を残し続けており、社会人1年目も圧巻の成績を残している。9月16日に行われた都市対抗二次予選の初戦では、注目が集まる中でも7回を投げて被安打2、無失点、10奪三振と見事なピッチングを披露してみせた。プロでも1年目から先発ローテーション入りが期待できるだろう。 タイプ診断:#即戦力 #スタミナ ▼5位:木沢尚文[投手・慶応大](前回順位:4位) (きざわ・なおふみ/右投右打/慶応高) 将来像:大瀬良大地(広島)  昨年まではなかなか先発で結果を残すことができなかったが、春のリーグ戦ではいきなり16奪三振の快投を見せて成長したところを見せつけた。コンスタントに150キロを超えるストレートの勢いは申し分ないが、140キロ近いスピードで鋭く変化するカットボールの制球力が大きく向上。変化球を上手く使って抑えられるようになった。リリーフであれば球威で圧倒することもできるが、先発候補としても面白い存在だ。 タイプ診断:#ドクターK #剛腕 ▼6位:山下舜平大[投手・福岡大大濠高](前回順位:28位) (やました・しゅんぺいた/右投右打) 将来像:佐々木主浩(元横浜)  今年に入って最も評価を上げた投手がこの山下だ。昨年まではまだまだ細くバランスも良くなかったが、この一年で別人のように体つきが大きくなり、フォームも見違えるほど力強くなった。190cm近い長身から投げ下ろす150キロを超えるストレートは球威も角度も抜群。将来を考えてカーブ以外の変化球を封印しているという点にも凄みを感じる。高橋が進学ということになったら、ますます人気は高まることだろう。 #剛腕 #スケール感 ▼7位:中森俊介[投手・明石商](前回順位:2位) (なかもり・しゅんすけ/右投左打) 将来像:前田健太(ドジャース)  自粛期間明けの6月にはなかなか調子が上がらず、高橋と山下に比べると最終学年での伸び率が小さかったこともあって順位を下げたが、投手としての総合力の高さはやはり高校生離れしたものがある。ストレートと変化球を変わらないフォームで投げられ、簡単に打ちとるピッチングは見事。夏場に調子を上げて、甲子園の交流試合ではしっかりと150キロをマークする当たりもさすがだ。進学とプロ入りは五分五分と話しているが、プロ志望なら1位指名12人に入ってくる可能性は高い。 タイプ診断:#先発タイプ #完成度 #投球術 ▼8位:牧秀悟[二塁手・中央大](前回順位:13位) (まき・しゅうご/右投右打/松本第一高) 将来像:中村奨吾(ロッテ)  今年はまだ公式戦が行われていないが、プロの二軍との交流戦でもしっかりと結果を残して順調に評価を上げている。スラッガータイプではないものの、パンチ力は申し分なく、総合的に見れば現時点で今年のアマチュアナンバーワン野手と言えるだろう。打つだけではなく内野ならどこでも守れ、脚力があるという点も評価ポイントだ。 タイプ診断:#中距離打者 #三拍子 ▼9位:佐藤輝明[三塁手兼外野手・近畿大](前回順位:16位) (さとう・てるあき/右投左打/仁川学院高) 将来像:ランス(元広島)  巨人が即戦力の外野手を最優先ということで1位候補に名前が挙がり、ここへ来て注目度は一気に高まった印象を受ける。日本人離れしたパワーは魅力で、少し泳いだようなスイングでも楽にオーバーフェンスする。大型でありながら抜群の脚力があるのも魅力だ。ただその一方で脆さもあり、確実性には課題が残る。この秋に高い注目度の中でどれだけ結果を残せるかに注目したい。 タイプ診断:#長距離砲 #未完の大器 #俊足 ▼10位:五十幡亮汰[外野手・中央大](前回順位:6位) (いそばた・りょうた/右投左打/佐野日大高) 将来像:福本豊(元阪急)  中軸タイプの代表格が牧ならリードオフマンタイプの代表格は五十幡になるだろう。足に関してはもはやプロでも一、二を争うレベルであり、周東佑京(ロッテ)や和田康士朗(ロッテ)といった若きスピード自慢がプロで活躍しているのも後押しとなりそうだ。決して足だけの選手ではなく、強肩とパンチ力も備えており、1年目から一軍の戦力として期待できるだろう。 タイプ診断:#神速 #鉄砲型 #リードオフマン 文●西尾典文 【著者プロフィール】 にしお・のりふみ。1979年、愛知県生まれ。筑波大学大学院で野球の動作解析について研究。アマチュア野球を中心に年間約300試合を取材し、全国の現場に足を運んでいる。ドラフト、アマチュア野球情報サイト「プロアマ野球研究所(PABBlab)」を2019年8月にリリースして多くの選手やデータを発信している。

【関連記事】