【広島好き】カープに2人の新外国人、外野ならどこでも守れる右の強打者と、150キロ台中盤のストレートを持つ大型右腕
その後は2022年12試合登板、2023年には先発でも起用されて、8試合登板で白星も挙げ、今季は16試合と登板数を増やして勝ち星こそないものの、防御率2.65とまずまずの成績を残していましたが、ほぼ同年齢で同タイプと思われるドミンゲスの獲得を受けてか、来季の契約は見送られることになりました。
コルニエルはドミニカ共和国にあるカープアカデミー出身ですが、今オフに獲得した新外国人3選手はいずれも外部からの同国出身の選手です。秋季キャンプでは、投打合わせてカープアカデミー所属の6選手が参加していましたが、このままでは同アカデミーの存在意義が問われかねない新外国人の顔ぶれと言えるかもれません。
オフの動きで言えば、24日には来季のコーチングスタッフが発表されています。今季限りで現役引退した野村祐輔氏が三軍投手兼アナリストとなり、二軍の福地寿樹打撃コーチが二軍ヘッドコーチを兼任。
さらに畝龍実三軍統括が大野寮長、迎祐一郎三軍野手総合コーチがアナリストを兼任することになりましたが、その他は全て留任、変更もなし。歴史的失速の要因と言われた貧打に対して、コーチ陣のテコ入れはありませんでした。
ここまでは例年通りのオフという感じで、新井貴浩監督の言葉である来季への変革、痛みというものは、まだ見えていません。
若手の成長への期待と、また「当たるも八卦、当たらぬも八卦」の新外国人頼みというのは、昨年と変わらないようにも見えますが、ここからまだあっと驚く何かがあるのでしょうか。今後の動向を見守っていきたいと思います。
文:大久保泰伸
大久保泰伸