【広島好き】カープに2人の新外国人、外野ならどこでも守れる右の強打者と、150キロ台中盤のストレートを持つ大型右腕
今回も新外国人獲得の話題から。まず、前回のコラムで紹介したエレフリス・モンテロ内野手に続く野手として、今季MLBレンジャーズに所属したサンドロ・ファビアン外野手の獲得が22日に決まりました。
ファビアンはドミニカ共和国出身の26歳。2014年にアマチュアFAでサンフランシスコ・ジャイアンツと契約しました。2022年にレンジャーズとマイナー契約を結び、昨季は3Aラウンドロックで打率.288、23本塁打、78打点。
今季は116試合に出場して打率.270、17本塁打、81打点を記録して9月に自身初のメジャー昇格を果たしましたが、3試合の出場で無安打に終わっています。マイナー通算104本塁打で、外野ならどこでも守れる右の強打者は、今オフのドミニカウィンターリーグで2週連続の週間MVPを獲得しており、得点力不足に苦しんだチームの救世主に期待されています。
さらに25日には、新外国人投手としてジョハン・ドミンゲスの獲得も発表されています。ドミンゲスは身長193センチの大型右腕でメジャー経験はありませんが、マイナー通算では、137試合に登板して27勝32敗、防御率3.78。今季はホワイトソックス傘下3Aで、27試合登板、うち22試合が先発で7勝5敗、防御率4.43を記録しています。
長身から投げ下ろす角度のある150キロ台中盤のストレートと、チェンジアップを軸に、スライダー、カーブ、ツーシームと変化球も多彩で、先発、リリーフ両面での起用が見込まれています。
新外国人獲得のニュースが続く中、ドミンゲス獲得と同日にはコルニエルと来季の契約を結ばないことが発表されました。2020年に育成契約でチームに加入後、2021年から支配下契約となり、同年は50試合に登板して1勝2敗10ホールド、防御率3.82をマーク。160キロ超えの速球を連発し、6月には当時、大谷翔平の持つ日本球界最速に並ぶ165キロを計時しました。