中国や韓国の「反日」勢力に付け入るスキも 座ったまま握手、腕組みしたまま式典に「石破首相で大丈夫か」APECでの外交失態
座長代理だった北岡伸一東京大学名誉教授は「中央公論」12月号で、懇談会報告書を提出してからも、安倍氏や首相秘書官だった佐伯耕三氏と頻繁にやり取りをしたことを明かしている。「70年談話」を作成するため、安倍氏は念入りに準備したのである。談話発表後、「歴史問題に関する海外からの日本批判は急速に小さくなった」(北岡氏)。
石破首相が、安倍氏に対抗して「80年談話を出したい」などと言い出さないでほしい。阿比留氏が言うように「首相が過去の言動を繰り返すようなら、さまざまな仕掛けをしてくることが予想される中国や韓国の反日勢力に付け入る隙を与えることになる」からだ。 (産経新聞特別記者 有元隆志)