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ヨン様は自社株売却で35億円ゲット…韓流スターのマネー事情

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日刊ゲンダイDIGITAL

【大ブーム!韓流エンタメの光と影】#3  韓国芸能人の上位1%は、年収20億800万ウオン(約1億7900万円)――。  2017年10月、韓国の国会でこんな調査結果が公表された。それによると上位1%にあたる158人が芸能人全体の47・3%、さらに上位10%の1587人が同86・8%を稼ぐという。  そんな高収入の芸能人がサイドビジネスを手がけるのは、どこの国も同じ。特に不動産バブルが過熱する韓国は、ベテラン俳優から若手アイドルまでマンションやビルの投資にいそしんでいる。現地メディアでは「今年の芸能界不動産長者は○○○」といった報道もおなじみだ。  今年4月には地上波キー局のMBCが、芸能人の財テク&節税を取材・分析した。人気タレントの信用力を生かして資金の多くを融資で賄い、地方に住所を置いた法人名義での売買で節税……というのがその定番の手法だ。  例えば女優コン・ヒョジンは融資を受けて不動産の転売を繰り返し、2013年から今年までに100億ウオン(約8億9000万円)近い差益を生み出したという。  また代表的韓流スターのひとりクォン・サンウは、2018年にソウルで280億ウオン(約24億9000万円)のビルを買った際、代金の85%超にあたる240億ウオン(約21億3600万円)もの融資を受けたと報じられた。  かと思えばドラマ「愛の不時着」(2019年)主演女優のソン・イェジンも、2018年にソウルの人気繁華街で小さなビルを転売して41億5000万ウオン(約3億6900万円)の差益を得たといった話題が、常に人々の関心をかき立てているわけだ。  一方で、10年以上かけて堅実にビジネスを育てるスターもいる。ほかでもないヨン様ことペ・ヨンジュン(写真)がそうだ。  ペ・ヨンジュンは日本で大ブレークした2004年、自ら芸能事務所を設立。2006年にはソフトバンクコリアと共同出資した上場企業をキーイーストと改名し、同社を通じて芸能人のマネジメントとコンテンツ事業に本格進出した。  俳優業は2007年を最後に事実上中断し、以後事業に専念。そして2018年にキーイーストの全保有株式を、東方神起などで知られる大手芸能プロダクションSMエンターテインメントに売却した。価格は、500億ウオン(約44億5000万円)。  2015年にも100億ウオン相当の株式を処分したペ・ヨンジュンは、キーイースト株で合計600億ウオン(約53億4000万円)を手にした計算だ。  ヨン様のキーイースト社への総投資額は254億ウオン(約22億5900万円)ともいわれ、12年で数十億円の利益を上げる手腕を発揮したことになる。 ▽高月靖(たかつき・やすし) 1965年、神戸市生まれ。ノンフィクションライター。韓国事情や性事情など各種社会事象を扱う。主著に「在日異人伝」「キム・イル 大木金太郎伝説」「独島中毒」「ロリコン」「南極1号伝説」などがある。

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