野口英世記念感染症ミュージアム開館 福島県猪苗代町 新型コロナで関心高まる
野口英世記念会の「野口英世記念感染症ミュージアム」は猪苗代町に完成し、2日、開館する。新型コロナウイルスで関心が高まる感染症を題材にした施設で、人と感染症の闘いの歴史などを学ぶ拠点へ期待が高まる。開館を前に1日、セレモニーが行われ、関係者がテープカットなどで完成を祝った。 施設は町内の野口英世記念館に隣接する至誠館を改修した。感染症とは何かの解説や、新型コロナをはじめ、結核や梅毒など9感染症の人間との闘いの歴史をパネルなどで紹介している。大型スクリーンを備え、感染症への対応方法などを迫力ある映像で伝える。 セレモニーでは記念会の倉根一郎理事長、猪苗代町の前後公町長らがテープカットした。倉根理事長はあいさつで「過去と現在を知り、未来への歩みを伝える施設として、感染症へ立ち向かう勉強の場になってほしい」とあいさつした。この日は町民が招待され、施設内を見学した。 開館時間は4~10月までは午前9時から午後5時半、11~3月は午前9時から午後4時半。12月1日から3月15日まで休館。入館料は15歳以上が600円、小中学生は300円。記念館との共通券は15歳以上1300円、小中学生600円。