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【特集】長野東高吹奏楽部『涙の演奏会』 新型コロナでコンクール中止…“今年度最初で最後”のステージ

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特集は、涙のラスト演奏会です。新型コロナウイルスの影響で全国大会やコンクールが中止となる中、長野東高校吹奏楽部が演奏会を開きました。今年度、最初で最後のステージ。3年生は高校生活最後を飾る舞台となりました。 軽快なジャズに、圧巻のマーチング。8月30日、長野東高校吹奏楽部の「定期演奏会」が開かれました。 感染予防のため、観客は席の間隔をあけ定員の半分以下に。定期的に換気も。 アナウンス: 「ここで次のステージの準備ができるまで換気を行います」 新たな様式での演奏会。部員たちの気持ちも例年とは異なります。 長野東吹奏楽部・木伏笑菜部長: 「このメンバーでの今年度の公演はこの定期演奏会が『最初で最後のステージ』になってしまいました」 新型コロナウイルスの影響でコンクールやイベントが軒並み中止となる中で迎えた久しぶりのステージ。生徒も、観客も、演奏をかみ締めました。 総勢58人の長野東高校吹奏楽部。2月には金管八重奏が創部以来初めて全国大会への出場を決めましたが、新型コロナウイルスの影響で大会は中止となりました。 金管八重奏メンバー・神田愛美香さん(4月): 「その知らせを一人で受け止めるのがすごくつらかった」 それでも、4月にNBSホールで演奏を披露してくれた時は夏のコンクールに向け活躍を誓いました。 金管八重奏リーダー・田中萌愛さん(4月): 「夏のコンクールもあるので気持ちを新たに頑張っていきたい」 7月、ようやく部活動を本格的に再開。しかし、休校の間に「集大成の場」と位置づけていた「夏のコンクール」も中止が決まりました。 他の出演イベントもすべて中止。6月から8月にずれ込んだ定期演奏会が急きょ、今年度、最初で最後の舞台となりました。金管八重奏のリーダーの田中さんは…。 金管八重奏リーダー・田中萌愛さん: 「自分たちの最後のステージがどんどんなくなりとても悲しかったが、定期演奏会という舞台が残されているのでそれに向かって頑張っている」 開演前―。 長野東吹奏楽部顧問・松本浩徳教諭: 「硬い、力んでる。力む気持ちはわかるけど」 本番直前まで細かく確認。 金管八重奏リーダー・田中萌愛さん: 「すごく楽しみ。こんな状況で演奏会をできるのはありがたいことなので、感謝を込めて演奏を」 3年生の思いを知る後輩部員たちは…。 2年生: 「3年生とできる最後の機会なので楽しんでできたら」 関係者・保護者約600人がかけつけ、58人で挑む今年度、最初で最後の演奏会が始まりました。 『全国出場』の金管八重奏も登場―。 部員たちを影で支えてきた保護者。 金管のリーダー・田中萌愛さんの母親も最後の演奏を見つめました。 田中萌愛さんの母親は…: 「無観客でもステージだけは立たせてあげたいなという気持ちで支えてきた。開かれただけで感無量」 この日は21曲を披露。締めくくりは3年生の合唱です。 金管八重奏リーダー・田中萌愛さん: 「一曲一曲好きな曲ばかりだったので、一音一音このメンバーと吹くことはないんだなと。人に見てもらえたり拍手をもらえることが幸せなことと改めて感じた」 長野東吹奏楽部・木伏笑菜部長: 「めちゃくちゃ楽しかったです。準備も例年と違うことばかりですごく大変だったので、今は達成感でいっぱいです」 保護者は―。 3年生の保護者: 「演奏しているのを見ることもなかったですし、親からしたら感動の一言」 田中萌愛さんの母親は: 「ここまで毎日夜遅くまで練習し泣く日もあって。でも堂々とした姿を見て、最後まで続けてよかったなと。楽しかったよと、ありがとうということを伝えたい」 新型コロナウイルスによって数々のステージを奪われた3年生たち。高校生活最後の夏に力を出し切り、保護者にも感謝を伝えることができました。 (*動画は一部)

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