腹八分目でなくてもOK!?「食べても食べても太らない」体になる一問一答
「健康的なスリム美人」なのに「食べることが大好き」な人が多い管理栄養士。そんな彼女たちが実践しているダイエットテクニックを特別に公開! 食事に関する素朴な疑問を、管理栄養士の岸村康代さんと伊達友美さんの2人がアンサー。無理なく、気持ちよく食べて健康的なボディラインを手に入れるためのヒントが盛りだくさん! 【写真】超シンプルな方法! プロおすすめのダイエットレシピ&NGな食材
【Q.1】腹八分目でやめるコツは?
【A】後で調整 or 温かい汁物やドリンクを活用して 「無理です! だって胃にメモリーがついているわけではないでしょう? 私は腹十分でよいと思います。でもおなかいっぱい食べたら、ゼロになるまで、つまり、おなかがすくまで食べないこと。そんなどんぶり勘定でいいと思いますよ」(伊達さん) 「早食い家系で育ったこともあり、私は腹八分目で食事を終えることが大の苦手。そもそも食べ始めてから満腹中枢が働くのは約20分後。“時すでに遅し”になってしまいがちです。腹八分目を目指すのであれば、温かいお茶やコーヒーを飲んで20分ほど待ったり、スープやみそ汁など満足感を得られる汁物から食べるのがおすすめ」(岸村さん)
【Q.2】カロリー計算をしたほうがいい?
【A】細かい計算より、バランスを重視すべし 「必要なエネルギーは、食べた量と動いた量のバランスで決まりますが、細かくカロリー計算をするのは難しいです。ストレスになるならあまり気にせず、バランスを重視してみて。特に摂取カロリーを減らすためにゼロカロリーや人工的な食品を選ぶのは逆効果。甘味になれてより糖分を欲したり、人工甘味料が腸内バランスをくずす可能性もあります」(岸村さん) 「冷え性の人は逆にカロリーをとってください。でないと、どんどん燃えない体になって、どんどんやせにくくなります。そして低体温になって免疫力が落ちることも……感染症が懸念される今こそ、免疫力を高めてほしいので」(伊達さん)
【Q.3】やっぱりお酒はダイエットの大敵?
【A】“心の栄養”のために程よく楽しむのは大丈夫 「お酒は体にいいことがひとつもないんです。だから飲みたい方は“心の栄養”として楽しみましょう。ルールはひとつ。飲むときは変な我慢はしないこと。例えばカロリーを気にして糖質オフやカロリーゼロを選んだり、ビールが好きなのに安い発泡酒を買うのは本末転倒。本当に飲みたいお酒を味わえば、無駄に飲みすぎたりはしないはず。適量で満足できれば体の負担も軽くなるでしょう」(伊達さん) 「お酒はカロリーは高いのに栄養はからっぽという、“エンプティカロリー”です。だからダイエットのためには本当は飲まないのが正解。でも、私も大好きなのでいただいています(笑)。ポイントはおつまみ。油っぽいものや塩分の高いものは避け、悪酔いしないようにお酒と同量の水を一緒に飲むことをおすすめします」(岸村さん)
【Q.4】ジャンクフードと甘いものがやめられません!
【A】他の栄養を補いながら、短期間の我慢にトライを 「それはタンパク質と良質な油が足りない証拠です! ジャンクフードは質の悪い油。いい油とタンパク質をしっかりとることで体が満たされ、ジャンクフードも甘いものも欲しなくなると思いますよ」(伊達さん) 「ダイエット中なら、まずは3日間だけ我慢してみましょう。3日間だけと思ったら、意外とチャレンジできませんか? そしてその3日の間にこれまでの中毒性がなくなることも多いと思います」(岸村さん)