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大迫や桐生が高校陸上界にエール!今こそ「追い抜くチャンス」

配信

TOKYO HEADLINE WEB

 陸上競技選手の大迫傑や桐生祥秀らが12日、陸上に取り組む高校生を応援するライブ配信イベント「高校陸上オンライン・サミット・ウィズ・アスリーツ」を開催。インターハイ中止に直面する高校生にエールを送った。  新型コロナウイルスの感染拡大を受け、全国高等学校体育連盟は、今年夏に開催予定だったインターハイの中止を発表するなど、異例の夏を迎えることとなった高校陸上界。現在、様々な状況に置かれる高校生に向け、モチベーションの向上や競技に取り組むきっかけづくりを支援しようと、大迫傑、桐生祥秀、ハードル選手の寺田明日香が「日本生命 高校陸上ウィズ・アスリーツ・プロジェクト」を発足した。  プロジェクトの第一弾として12日、「高校陸上オンライン・サミット」が開かれ、発足メンバーの3人が登場。それぞれの現在の状況や、高校時代、また、現在の高校生に向けた想いや支援の方法についてディスカッションした。

五輪延期とコロナ対策

 まず、来年への延期が決まった東京オリンピック・パラリンピックの開催について3人は、それぞれ前向きな意見を共有。桐生は、「僕的にはあまり変わらなかった。練習があと1年伸びるのであれば、影響はない感じです」と語った。屋外でのトレーニングは、早朝と深夜を中心に行っていたといい、「移動の時間がなくなったので、自由な時間が増えました」と環境の変化を語った。  現在、米オレゴン州ポートランドを活動拠点にしている大迫。新型コロナウイルスの感染対策としては、「人とすれ違う時や、すれ違ったあとの10、20mほどはマスクしています。さすがに全部付けていると死んじゃうので、誰もいない所では外していますね」と、メリハリを付けたマスク着用などでトレーニングしている様子を語った。

大会中止の学生たち、モチベーション維持は?

 学生スポーツ界では今年、多くの大会で中止や延期が発表され、目標を失ったり、モチベーション維持に悩んだりする学生も多い。ディスカッションでは大迫が、コロナ禍での「気持ちの切り替え」の大切さを語った。  「“やれることやっておいた方がいいよ”ということ。日本にいると、情報が多すぎて、いちいち一喜一憂してモチベーションを上げるのに苦労している印象。実際必要なことってシンプルで、トレーニングをしっかり続けていくべきだと思う。こういう時って練習できない理由を探すのは簡単だけど、長距離だったら、出来ることは色々と探せる。今この状況を言い訳にして走らない選手もいるけど、そうした選手を追い抜くチャンス。そう思えばモチベーションアップにも困らないんじゃないかな」とアドバイスした。  具体的に何をすれば良いかを問われると、「今始めている時点で遅い」と少々辛口なコメント。「しっかりした選手は自粛中でも、やれることをやってきている。そういう選手は今焦る必要なく、走れると思う」とした上で、これから本格的に練習を始めようとする学生たちには、「現状を受け入れて、下地から作っていくしかない。現実を知るしかないのかなと思う」と喝を入れた。  続けて大迫は「誰かがやってくれることを求めるのではなく、“自分が何をしたいか”ということに集中しなくてはいけない。今の高校生は、もっと自分を高めるために努力するベクトルでもいいのかなと思う」と、厳しくも愛ある助言を行った。  本プロジェクトでは、今後も高校生に向けた取り組みを企画中。寺田は「マラソン、短距離、ハードルと3人の種目がばらばら。違う種目の選手同士が交流することってなかなかないので、3人が集まって、高校生と一緒に何か作れるというのは、陸上界で新しい形になると思う」と意気込む。日本を代表する陸上界エースたちの応援に、高校生も前向きな力を貰えそうだ。

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