全員が現役アイドルというBOMのラウンドガール、Z世代へムエタイを伝える役割を果たす

　名高・エイワスポーツジム（＝吉成名高/エイワスポーツジム）が、タイ人以外では史上初となるラジャダムナンスタジアム王座2階級制覇の快挙を達成した、2023年7月9日(日)東京・Spotify O-EASTで開催された『Shimizu presents BOM 42』。 【写真】コスチュームも従来のラウンドガールとは違いアイドルの衣裳風 　日本で数少ないムエタイのプロ大会である『BOM』は、まだまだ日本で広く普及していないタイの国技ムエタイをZ世代にも知ってもらうために様々な工夫をしている。今大会を渋谷のライブハウスで開催したことを始め、試合中に選手を煽る音楽（プレーン・ピー・ムアイ・チョクという縦笛や太鼓、鉦などの楽器を使ったタイの民族音楽）も通常のものではなくビートを効かせて別の楽器の音を混ぜたりするなど親しみやすいものとなっている。 　その中でも、今回目立ったのは全員が現役アイドルというラウンドガールだ。新たなファン層としてターゲットにしている層と同じZ世代で、SNSを駆使して情報を発信する役割も担っているため、中川夏生BOM代表は「格闘技を知らない人が格闘技を知ってもらえる機会になれば」と新たな格闘技イベントの集客戦略として期待している。 　今回ラウンドガールとして起用されたのは『SecretSchool』のメンバーMizuki、『東京CuteCute』のメンバー諸橋姫向と上水口姫香、『Waltetto』のメンバー斎藤紬、『Chu-Z』兼『Waltetto』のメンバー双葉の5名。 　それぞれ大会前後に今大会の情報を発信しており、吉成名高の高校の後輩で『BOM』のラウンドガールとしてファンにお馴染みのMizukiは「今回の試合も見所沢山で凄い面白かった。選手の皆様お疲れ様でした！ やっぱり回を重ねる毎に面白さ増すなあ。そして特別な日。歴史的試合を見届けられて幸せです。改めておめでとうございます！」と、先輩でもある吉成名高の快挙を祝福した。