まったく歯が立たず…。J3でボロボロだったチーム(3)降格1年目で最下位…。上位争いなど無縁
今季の明治安田J3リーグでは、20位のいわてグルージャ盛岡のJFL自動降格が決定しており、19位のY.S.C.C.横浜はJFL上位チームとの入れ替え戦に臨む。J3で散々な結果に終わると、その先に待っているのは「Jリーグ退会」というあまりに重く残酷な結末だ。今回は過去のJ3で残念な成績となってしまったチームを紹介する。※スタッツはデータサイト『transfermarkt』を参照。情報は12月6日時点
SC相模原(2022シーズン) 監督:高木琢也→薩川了洋 最終順位:最下位(18位) 2022年のSC相模原は、あまりに悲惨な結果でシーズンを終えている。 前シーズンに引き続き、高木琢也監督に率いられた相模原は、開幕3試合を2勝1敗で終えるまずまずのスタートを切った。しかし、第4節から第6節にかけて3連敗を喫すると、チームには不運が訪れる。 チーム内で新型コロナウイルスが流行し、第7節、第8節の試合を延期に。ようやく開催できた第9節ではFC岐阜に0-2の完封負け(第4節から数えて4連敗)を喫した。 徐々に順位を落とすチームに対し、クラブは現状打破を目指して監督交代を敢行。5月に高木監督は解任となり、薩川了洋監督が後任に就任した。 監督交代後の第11節ギラヴァンツ北九州戦(3-2)、第12節FC今治戦(3-1)でシーズン初めての連勝を記録したものの、「解任ブースト」は一時的なものに留まった。チームはなかなか勝ち点3を奪えず、下位を低迷。第25節から最終節まで一度も勝利することができなかった。最終的に、相模原はリーグ最下位で2022シーズンを終えている。 なぜ、悲惨と呼べるのか。それは相模原にとってこの2022シーズンはJ3降格1年目だったからである。 多くの場合、上位ディビジョンから降格してきたチームは1年での復帰(昇格)を目指して上位争いに参戦する。最下位になるというのは珍しいだろう。新型コロナウイルス感染拡大の影響があった点は留意する必要があるが、相模原は不名誉な前例を作ってしまった。
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