ブガッティの100年前の「タイプ35」が残した偉大な記録とは?「トゥールビヨン」や「ボライド」に受け継がれる精神性を解説します
AMWノミカタ
ブガッティの成功は革新的な技術と絶え間ない改良の歴史だったと言える。タイプ35が登場する1年前の1923年に製造された通称「タンク」と呼ばれる「タイプ32」はモータースポーツ界にエアロダイナミクスという考えをもたらしたクルマだった。レーシングカーにとって空力の重要性を説いたこのモデルは最終的にフランスGPで3位に入り、平均速度114km/hを記録した。 タイプ35もその後A、T、C、Bとその目的に合わせた改良が継続的に行われ、とくにタイプ35Cではスーパーチャージャーなども導入され1926年のミラノGPで優勝を飾っている。 さすがに100年前の機能を現代に受け継ぐことはないが、ボライドもミストラルもトゥールビヨンも無形の精神性を受け継いでいるという。美しく、速く、強いタイプ35はブガッティの今後のあり方を明示したゲームチェンジャーであり、未来においてもすべてがここに立ち帰るブランドの支柱となるモデルなのであろう。
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