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同人ショップ「とらのあな」閉店続く 新型コロナで利用減少、横浜や町田など新たに4店舗

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KAI-YOU.net

同人誌や漫画などを販売するとらのあなの4店舗、仙台店・横浜店・町田店・京都店が、8月をもって閉店する。 【画像】叶姉妹が「とらのあな」のCMに出演 3月以降、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による影響を受け、利用客が大きく減少。 「こういった状況下での運営継続は難しいと判断し、誠に残念ながら閉店させていただきます」と報告した。

同人誌即売会の相次ぐ中止は関連企業にも影響

新型コロナウイルス感染症の影響で、「コミックマーケット」をはじめとした同人誌即売会に中止や延期が相次いでいる。 イベントの中止・延期は、同人誌を印刷する印刷会社や、作家から販売を委託される関連店舗にも影響を与えている。 例えば同人印刷大手の栄光の社長・岡田一さんは、相次ぐ即売会の中止や延期、そしてコミケの中止などのタイミングでブログを更新。 厳しい現状を吐露しつつも、「余裕のある人は本をつくり続けてほしい」と、同人文化を絶やさぬよう呼びかけている。

都内初の閉店、とらのあな町田店

国内に20店舗(7月31日時点、インショップを除く)を展開するとらのあなも、新型コロナウイルス感染症の影響を受けている企業の1つだ。 とらのあなでは6月に静岡店と三宮店が、7月31日をもって新潟店と福岡店がそれぞれ閉店。今回の4店舗を加えると、8月以降は14店舗となる。 6月から続く閉店の中では初の都内での閉店となる町田店は、2016年の撤退を経て、2018年に再出店した店舗だ。 JRと小田急の町田駅から共に徒歩圏内、周辺在住の漫画好きやアニメ好きなどから親しまれたが、およそ2年で幕を閉じる。

25周年記念イヤーに新型コロナウイルスが直撃

1994年に東京・秋葉原に1号店をオープンしたとらのあなは、2019年で25周年。2020年もアニバーサリーイヤーにあたる。 8月1日(土)から31日(月)まで、イラスト展やクリエイターによる小冊子の販売などを行う「オンラインとら祭り2020夏」がスタートする。 4店舗閉店の発表で同社は、「これまで多くのクリエイターの皆様やお客様に店舗をご愛顧いただいた弊社といたしましては、苦渋の決断」とコメント。 一方で、2012年以降、通信販売の利用者が増加しているとポジティブな変化にも言及。 今後も新しい生活様式にあわせた店舗展開を進め、通信販売・デジタル販売の強化など、社会の変化に対応していく。 四半世紀にわたって同人文化の発展に貢献しているとらのあなの相次ぐ閉店は、新型コロナウイルス感染症の文化への影響をより色濃く表している。

恩田雄多

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