エンドリッキ(C)Getty Images

レアル・マドリードのカルロ・アンチェロッティ監督が、新加入の18歳FWエンドリッキを称賛している。 現在アメリカツアー中のレアル・マドリードは7月31日に今夏初のプレシーズンマッチ、ミラン戦に臨み（0-1敗北）、先に加入したばかりのエンドリッキが早速デビューを果たした。 アンチェロッティ監督は、そんな若きブラジル代表FWに特別な力を感じているようだ。試合後会見で次のように語っている。 「エンドリッキには特別な何かがある。速く、力強さがあり、限られたスペースでわずかな時間で最高速に到達して、マークを外す動きだってうまい。彼はそうした能力を持ち合わせているわけだが……そういった点で才能の、凄まじい才能の持ち主なんだよ」 「彼のような特徴を持った選手を目にするのは、非常に稀なことだ」 イタリア人指揮官はそのまた、絶妙なサイドチェンジのボールを送るなど、ゲームメイクで存在感を発揮した19歳MFアルダ・ギュレルも称賛。昨季ラ・リーガで約300分の出場にとどまったトルコ代表MFが、飛躍のシーズンを迎えるとの見解を示した。 「彼は素晴らしい状態でチームに合流した。バケーション中も素晴らしいトレーニングをしていたね。そのフィジカルコンディションは見事なもので、現在はより力強く持続力があり、それでいてクオリティーは何ら変わっていない」 「彼にとって今季は重要なシーズンとなる。昨季よりも大きな役割を背負うだろう」 アンチェロッティ監督はその一方で、弱冠16歳のDFジョアン・マルティネスにも言及する。同選手はフベニール（U-19）の所属だが、その突出した才能によって今夏初めからトップチームの練習に参加し、アメリカツアーにも帯同を果たした。ミラン戦では、守備のほかフィード能力でも存在感を発揮している。 「彼にはポテシャルがある。とても若いが、センターバックとして必要な全てを兼ね備えているよ。良いボールを出すし、注意力も高い。レアル・マドリードで未来をつかむことができるかもしれないね」 「彼はこれからもカンテラでプレーし続けなくてはならないが、ここまではとても良い仕事ぶりを見せている。それは彼が非常に優れた選手だからだ」