就活生は「自己PR」で、どんな言葉を使っているのか
新卒オファー型就活サービス「OfferBox(オファーボックス)」を運営するi-plug(大阪市)は、2023年に卒業する予定の学生がOfferBoxに登録する「自己PR」と「私の将来像」の記述欄で使用する言葉を調査。その結果、自己PRでは「目標」、私の将来像では「仕事」という言葉が最も多く使用されていることが分かった。 【ランキングを見る】
言葉の使用率ランキング
ランキングの上位を見ると、自己PRの1位は「目標」、次いで「大学」「アルバイト」「お客様」「行動」だった。自己PRでは大学、課題、練習、勉強、チーム、生徒、所属など具体的に学生生活で取り組んだことを表現しながら、挑戦、努力などの言葉から仕事に取り組む姿勢を示す傾向が見られた。 私の将来像の1位は「仕事」、次いで「社会」「社会人」「お客様」「将来」と続いた。ランキングでは主に仕事、社会人、社会、将来、企業などの将来を見越した言葉のほか、貢献、やりがいといった仕事への意欲を表す言葉が並んだ。
ポジティブな表現が多く使用
ランキングの21位以降を見ると、自己PRでは「提案」「改善」「継続」などの言葉がランクイン。学生時代に何かしらの課題を見つけ改善や提案を行うといった、ビジネススキルの素養を表す言葉が見られた。また、達成、貢献、発揮など、結果を表現する言葉も散見された。 一方、私の将来像ランキングでは「笑顔」「大切」「幸せ」「好き」などポジティブな表現が多く使用される傾向が見られた。 41位以降を見ると、自己PRでは「解決」「対応」「向上」などの言葉がランクイン。21位以降のランキングに引き続き、ビジネススキルの素養を表す言葉が見られた。また研究、計画、理解などの言葉が見られることから、解決までの過程を書いている学生が多いことが推測された。 私の将来像では「技術」「企画」「業務」などの言葉が見られ、どのような仕事に携わりたいか表現している学生が多い様子が見受けられた。 当調査は4月、23年卒業予定の学生を対象に実施。対象データ数は自己PR(7万7288人)、私の将来像(3万7637人)。
ITmedia ビジネスオンライン