炎上どころか山火事も!岡村隆史は“燃えやすい話題”で致命傷、今年のネガティブ流行語
ポロッと口から出た言葉が思わぬところで批判され、隠しごとがバレて集中砲火を浴びる。もはや事件の大きさをはかる物差しになった“炎上”。今年を象徴する大火事ネタの中から、栄えある大賞を選びます! 【写真】迷惑系Youtuber炎上の瞬間と炎上企業の「謝罪文」公開
暇なときほど燃えやすい 炎上バリエが増えた年
2020年も残りわずか。1月の東出昌大の不倫騒動に始まり、師走にかけては小林麻耶の暴走が止まらない─。今年も芸能人の不倫、政治家の失言、企業のやらかし・不祥事と、ぺんぺん草も生えない炎上だらけの1年だった。 特徴的だったのは、新型コロナウイルスに関連する炎上事例が多かったこと。マスクをする、しないでもめたニュースは枚挙にいとまがないし、コロナ関連の失言もあちこちで散見していたことは記憶に新しいはず。 コラムニストの吉田潮さんは、「コロナを過度に気にしすぎるがゆえに招いた炎上もある。行きすぎたやさしさや配慮がはびこった結果の炎上もあって、炎上と同情がないまぜになった騒動もあった」と、今年の炎上傾向を分析。 また炎上騒動に詳しいネットニュース編集者の中川淳一郎さんは、「暇は最大の敵だとわかった1年。スポーツやイベントが開催されない4~6月は、各ネットメディアのPV数が非常に好調だった」と説明する。 その結果、テレビやラジオの発言を切り取るだけで直接の取材をしない“こたつ記事”が氾濫し、質の悪いニュースも飛び出した。 「5月には、GWに出かける内容の『サザエさん』の放送回を、“不謹慎だと話題になり、サザエさんが炎上”といった趣旨で記事化したスポーツ紙もあった。実際には炎上していないにもかかわらずです。意図的に火をつけてPVを稼ぐ、メディアのチャッカマン化が目立った1年でもあった」(中川さん) その後、でっち上げの記事は削除されるにいたったが、“なんちゃって炎上”すらあったとは驚きだ。 コロナによって、炎上の質すら変化が起きた今年。現場検証もしつつ、大賞を差し上げてまいりましょう!