色紙に「三冠王」としたためたドラフト４位・渡辺（撮影・畠山賢大）

　広島のドラフト４位・渡辺悠斗内野手（２２）＝富士大＝が２９日、岩手県花巻市のホテルで入団交渉に臨み、契約金４０００万円、年俸８００万円で仮契約を結んだ。勝負強さが魅力の長距離砲は目標に巨人・岡本和真とＤｅＮＡ・牧秀悟を挙げた。（金額は推定） 【写真】打撃フォームを披露する渡辺 　右のパワーヒッターとして期待がかかる。理想の打者を問われると、「岡本和真選手や牧秀悟選手を目標にしています。打撃の面で数字を長い間、残し続けている選手なので、そのような選手になりたいと思っています」と力を込めた。 　会見では初々しさを披露する場面も。地元局のテレビカメラが集結した中、「対戦したい投手」を問われると、返答に窮して会見に同席していた富士大・安田監督の方を向いて“ヘルプ”を要請。一気に会場の笑いが弾けると、「特にいないんですけど…。一流のピッチャーばかりなので、全員と対戦できることを楽しみにしています」とまとめた。 　担当の近藤スカウトも「勝負強い侍ジャパンの牧くんみたいな選手になってほしい」と期待を寄せ、「渡辺君はいろんな面で面白いですね。いいキャラしていると思います」と笑顔で語った。