Yahoo!ニュース

IDでもっと便利に新規取得

ログイン

車検対応品なのになぜ? 「認証プレート付き」でも通らないことがある社外マフラーの落とし穴

配信

Auto Messe Web

2010年4月以降は「性能等確認済表示」マフラーがマスト

 2010年(平成22年)4月1日以降に生産されたクルマは、加速走行騒音を防止する規制が適用されている。細かい事情はざっくり端折るが、その関係で社外マフラーに交換する場合は、「性能等確認済表示」のあるモノでないと車検に通らない。 【写真17点】むしろ「爆音推奨」のクルマ  ようは「加速走行騒音も近接排気騒音も計測して保安基準に適合していることを確認しておきましたよ」という証明がないとダメということだ。これを「事前認証制度」という。 「性能等確認済表示」は金属製の認証プレートに刻印され、マフラーのサイレンサー部分などに溶接で貼り付けられるのが一般的(本体に直接刻印されることもあり)。プレートには「JQR」「JATA」「JARI」のいずれかの確認機関名が刻まれるほか、識別番号やエンジン型式も表示される。  その認証プレートが付いている社外マフラー(以下、便宜的に「認証マフラー」と呼称する)は車検対応品で、付いていない社外マフラーは非対応品ということになる。2010年3月以前に生産されたクルマなら、近接排気騒音が96dB以下であれば車検OKだった(排ガス検査や最低地上高、出口等の問題がなければ)が、2010年4月以降のクルマは、まず認証マフラーでないと話にならない。  とはいえ、認証マフラーなら100パーセント車検に通るかといえばさにあらず。確率は低いがNGになるケースもある事を、知らない人も意外と多い。その具体例を挙げていこう。

車種は適合していても……え? よく見ると適合外?

 メーカーが認証マフラーを販売するためには、事前に国土交通省が定めた確認機関で認証を受けなくてはならない。実車で騒音試験を行うのはもちろんのこと、申請書類をたくさん用意したり、品質管理体制をチェックされたり、それらに伴う各種手数料を支払ったりとかなり大変なのだが、1車種につき1つの認証では済まない。  考えてみれば当然だ。たとえ同じ車種でも、排気量が違ったり、ハイブリッドの設定があったり、ターボとNAがあったりする。エンジンが違えば音量が変わるのも自明の理なので、認証を受けるにはそれぞれで申請する必要がある。また二駆用と四駆用でもパイプの取り回しが変わったりするので、これもまとめるのは難しい。認証は別々だ。  ちなみに認証マフラーを適合外の車種に付けた場合、その認証は無効になり車検は通らない。それと同じ理屈で、車種は合っていても排気量や駆動方式などが認証時と違っている場合も無効だ(それ以前にきちんと付かないことが多いと思われるが)。認証はそれを受けたクルマに付けてはじめて効力を発揮するもので、マフラー単体に与えられるものではない。  購入前には車種や年式だけでなく、「エンジンの種類」「駆動方式」「ミッション」も適合しているか入念に確認すべきだろう。各メーカーのWEBサイトで適合表が見られるはずだが、全メーカーで表記が統一されているわけではなく、ビギナーには分かりにくかったりする。安い買い物ではないので、心配な人はメーカーに直接問い合わせるといい。

【関連記事】