現役ドラフト2024、セ・リーグ球団別評価(5)中日の指名選手から見る”戦略”は…?
日本野球機構(NPB)は、12月9日に2024年度の現役ドラフトを開催。今年は計13人が指名を受け、新たなユニフォームに袖を通すことになった。指名された選手たちは、新天地で活躍の場を見出したいところだ。ここでは、今回指名された選手を紹介するとともに、セ・リーグ6チームの現役ドラフトを総括する。
中日ドラゴンズ
中日ドラゴンズは、1巡目で東北楽天ゴールデンイーグルスの伊藤茉央を指名。プロ2年目の若手右腕だが、新たな環境に身を置くこととなった。 一方、高卒8年目の石垣雅海が千葉ロッテマリーンズから指名を受け、チームを離れることになった。 伊藤は、東京農業大北海道オホーツクから2022年ドラフト4位で楽天に入団。プロ1年目から一軍で25試合にリリーフ登板し、防御率3.27の成績をマークした。 しかし、プロ2年目の今季はわずか6試合の一軍登板で防御率7.94という数字に。とはいえ、ファームでは安定した投球を披露し、41試合の登板で防御率2.64の成績を残した。 右のサイドハンドから繰り出されるシンカーを武器としている伊藤。中日はリリーフ陣が強力だが、伊藤のようなタイプはいないため、貴重な存在とも言える。 制球力の改善次第では、鉄壁リリーフ陣の一角に割って入れる可能性は十分にある。
ベースボールチャンネル編集部