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「ご近所に感染者」と噂を流すママ友が…“近隣デマ”に気をつけて

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女子SPA!

 依然として沈静化する気配を見せない新型コロナウイルス感染症。そんな中、ネット上では感染者の身元を特定しようとしたり、彼らに対する誹謗中傷の書き込みなどが後を絶ちません。

せき込む姿を見ただけでコロナと決めつける

「市の発表で私たち家族が暮らす街にも感染した方が出ていることは知っています。でも、それとは別にウチの近所でもコロナで隔離入院した人がいるって噂が流れ始めました」  そう話すのは、首都圏郊外の住宅街に暮らす木暮あけみさん(仮名・35歳/専業主婦)。4月上旬、近所に住むママ友からの情報で噂を知ったとか。 「彼女もほかのママ友から聞いたらしく、具体的に誰が感染したかまでは知らないとのことでした。ただ、これだけでは情報として信ぴょう性に欠けますし、そうなんだって聞き流していました」  しかし、それから数日後、スーパーでばったり会った同じママ友から「感染したのは××さんの同居するお義父さんかも」という新情報を聞かされます。どこから得た情報なのかをたずねると、「家の前を通りかかった際、ちょうどタクシーに乗るところを見たんだけど、何度もセキをしてつらそうだったわ」と自身の目撃情報だと告げます。 「それだけでコロナだと勝手に決めてつけて話していることに驚きました。お医者さんだってPCR検査の結果で判断しているのに、専門知識もない人が思い込みでベラベラとしゃべっていたからです。  このママ友とは子供が同じ幼稚園ということもあって、会えば世間話はする程度の仲ですけど、前から人の噂話や陰口をよくする方でちょっと苦手だったんです」

デマを流さないよう、たしめたら逆ギレ

 それにママ友がコロナだと言っていた人物とあけみさんは面識があったため、いい加減な噂が広がるのを許せませんでした。  なぜならこの前日、公園で散歩中のその男性にばったり出くわし、とても体調が悪そうには見えなかったから。そのため、男性と会ったことを話し、「思い込みでそういうことは軽々しく言わないほうがいい」とたしなめたそうです。 「万が一、本当にコロナだったら散歩なんかしていないはずだし、いくらセキをしているところを見たからといって、それだけで断定できないじゃないですか。こんな話を周りにすれば、近所で孤立してしまうかもしれません。たとえ、もし感染していたとしても、そんなイジメのようなことは絶対あっちゃいけないと思ったんです」  ところが、ママ友は「あっ、そうなの。感染してなくてよかったわね」とブスッとした表情で答えただけ。 「どこの誰が感染したとか、そんな犯人捜しのようなマネはやめたほうがいいって話したんです。そしたら『あなたは危機意識が足りないよ!』って責められちゃって。  感染リスクを減らすために、いつも以上に手洗いや消毒などに注意するというのならともかく、彼女がやっていることは少なくとも危機意識とは違うと思ったんです。だから、矛盾してるって言いました」

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