絶対ポジティブになれないあなたへ。メンタルコーチが教える、“いい塩梅” になるための不思議系メソッド【前編】
●小祝さくら
「ミスしてもあまり何も考えていませんね」 安定感抜群の小祝。切り替えもプレーも早いと評すると「あまり考えないというか、考えてもしょうがないと思っちゃうタイプなので。ミスも深く考えずに試合はだいたい全部終わります」。
●川﨑春花
「(感情の起伏は)意識していません」 不調を乗り越えての優勝時に「今日はずっと自分との勝負と思ってプレーしていました。負けたくないなというのはありましたが、そういう感情を出したらうまくいかないほうなので」。
「情熱がないように見えるかもしれませんが、実は“静かな強さ”でもあるんです。『静中の動』。不思議系の皆さんは、ホンワリしているように見えるけれど、どこかしら“芯”を感じませんか? 欲張らないのは、自分の原点に戻っていけるし、他者に惑わされないから。だから動じないのです」 表面は静かだが、そのなかに、機に応じて動くべく潜んだエネルギーがある。 「不思議系は決してポジティブ思考ではありません。かといってネガティブ思考でもない。どちらにもとらわれていない。だからネガティブな人はここを目指すとよいんです」 ネガティブでもいい加減でもなく“いい塩梅”の不思議系なのである。 ILLUST / Kouki Hashimoto PHOTO / Shinji Osawa、Hiroyuki Okazawa、Hiroaki Arihara ※週刊ゴルフダイジェスト12月17日号「不思議系のメソッド」から一部抜粋
週刊ゴルフダイジェスト