ANAのNY便、JFK新ターミナル6へ26年移転
全日本空輸(ANA/NH)は、ニューヨークのジョン・F・ケネディ国際空港の使用ターミナルを、2026年に開業予定の新ターミナル6へ移転する。同ターミナルを建設・運営するJFKミレニアム・パートナーズ(JMP)が、ANAが開業時の航空会社に加わると発表した。現在のターミナル7からの移転となる。 【画像】ANAが乗り入れるJFK空港の新ターミナル ターミナル6は、2026年に最初の搭乗口6カ所が開業し、2028年までに完成する予定。JMPによる現地時間11月21日の発表によると、ANA便の出発客は保安検査場を通過後、すべての搭乗口まで徒歩で平均5分以内の位置にあり、広さ10万平方フィート(約9290平方メートル)のニューヨークをイメージしたショッピング、ダイニング、ラウンジのエリアを利用できるという。 ANAは航空連合「スターアライアンス」に加盟しており、ルフトハンザ ドイツ航空(DLH/LH)、スイス インターナショナルエアラインズ(SWR/LX)、オーストリア航空(AUA/OS)、リュッセル航空(BEL/SN)もターミナル6へ乗り入れる。 2026年には、ANAは国際線の次世代フラッグシップであるボーイング777-9(777X)型機を受領する見通し。 ANAは、ターミナル7へ25年近く乗り入れており、JMPは2年前から同ターミナルの運営を引き継いだ。ANAがターミナル6へ移転する2026年からは、ターミナル7の取り壊しが始まる。JMPによると、ターミナル6の年間搭乗者数は、2030年までに約430万人に達すると予測している。
Tadayuki YOSHIKAWA