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新生シント=トロイデン、ベルギー1部で躍進の予感 日本人5選手のチーム内“序列”は?

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Football ZONE web

【ベルギー発コラム】マスカット新監督の下で変化の兆し、今季の“台風の目”になるか

 ベルギーリーグに新しい風を吹き込んでくれるかもしれない――。8月9日の開幕戦に向けて準備を進める今季のシント=トロイデンは、そんな期待を抱かせてくれるチームだ。  今年1月、シント=トロイデンはオーストラリア人のケビン・マスカット氏がアドバイザーに就任したことを発表。それ以降、システムを従来の3バックから4バックに変更するなどの改革に乗り出していた。そして昨季終了後、契約満了によりミロス・コスティッチ前監督が退任しマスカット氏が監督職を引き継ぐと、7月のプレシーズンでは、同氏のアイデアがより一層色濃く現場に反映された戦いぶりを見せている。  いくつかの変化の兆しは、プレシーズン最初の対外試合となった7月8日のASVヘールとのテストマッチで、すでに垣間見ることができた。4-3-3の基本布陣で臨んだシント=トロイデンは、3トップ中央に配置されたFW鈴木優磨が相手のディフェンスラインと中盤の間や、サイドのスペースに精力的に動いてボールを引き出し、鈴木が動いたことで空いた前線のスペースに逆サイドのウイングやオフェンシブハーフが走りこんでくる流動性のある攻撃で、前半からチャンスを作り出していた。  また、守備においても高い位置からのプレッシングによって積極的にボールを奪いにいく意図が見て取れたし、ボールを失ってからのカウンタープレスの意識も徹底されていた。チームとしてコレクティブに連動しながら常に主導権を握ろうとする姿は、個の力に強く依存する傾向があるベルギーリーグのその他多くのチームと比べれば、とても斬新で新鮮に見えた。すべてが上手く回れば、面白い存在になりそうな可能性を感じさせてくれている。  ただし、そうした新生シント=トロイデンの中で、現在同クラブに所属している5人の日本人選手が中心的な役割を果たせるのかは不透明だ。  日本代表への選出歴もあるGKシュミット・ダニエルは、怪我により長期離脱中。今年1月に清水エスパルスから加入したDF松原后は、プレシーズンマッチでの使われ方を見る限り左サイドバックの控えだ。鈴木は本来であればセンターフォワードのレギュラーの座を十分に狙える実力者だが、7月8日のASVヘール戦で負傷して途中交代。本番前最後のテストマッチとなった1日のオイペン戦でようやく戦列復帰を果たしたものの、プレシーズン中のアピール不足は否めず、開幕から先発で起用されるかは微妙なところだ。

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