フィンランドからサンタクロースがやってきた!大阪・関西万博 北欧パビリオン 夢洲でツリーに点灯
大阪・関西万博にパビリオンを出展する北欧5か国(デンマーク、フィンランド、アイスランド、ノルウェー、スウェーデン)が12月4日、会場の人工島・夢洲(ゆめしま・大阪市此花区)のパビリオン建設地にクリスマスツリーを設置した。 【画像】フィンランドからサンタがやって来た!万博北欧パビリオン 北欧パビリオンは、独自にパビリオンを設計、建設する「タイプA」のカテゴリーに分類される。大阪・関西万博に参加するのは161か国(2024年12月現在)。 主催する日本国際博覧会協会は9日、「タイプA」パビリオンについて、全47カ国が着工したと発表した(同日、マルタ共和国が着工)。 「タイプA」をめぐっては、当初60か国の予定だったが、最終的に47か国となった。 建物の延べ床面積は1200平方メートル、高さ17メートルで3階建ての木造建築。2025年3月に完成を予定している。 北欧5カ国としての万博参加は、2025年で3回目。大阪・関西万博では「ノルディック・サークル~北欧と共に、より良い明日へ~」をコンセプトに、北欧5カ国がより良い未来に向かって世界をリードするテクノロジー、イノベーション、サステイナビリティの3つの分野での先進的な取り組みを紹介している。 展示スペースやルーフトップのカフェでもてなし、ビジネスプロモーションやテーマごとのイベントを開催するためのホールやビジネスセンターも設置される。 ツリーの点灯式には、フィンランドから来日したサンタクロースとフィンランドのタンヤ・ヤースケライネン大使が参加し、ツリーに光を灯した。 このイベントにひと役買ったのがフィンエアー(フィンランド航空)。サンタクロースのオフィシャルエアラインを40年以上務め、フィンランド・サンタクロース財団の公認サンタクロースを毎年、日本へ招いている。 フィンエアーは、フィンランド北部のコルヴァトゥントゥリ山やロヴァニエミを拠点とするサンタクロースを、アジア、北米、ヨーロッパをはじめ世界80以上の目的地に届ける役割を担っている。 北欧からやってきたサンタクロースは、クリスマスシーズンに希望と幸せのメッセージを運ぶ、今年は開幕を目前に控えた大阪・関西万博の北欧パビリオンに降り立ち、パビリオン建設関係者らにプレゼントを手渡した。 サンタクロースは、 「トナカイはクリスマス本番に備え休みを取っていて、私だけ飛行機で来た」と笑いを誘い、「世界中の子どもたちが、クリスマスの喜びと心の中に灯る光を楽しめることを願っている。この点灯式は世界中の人々が協力し合い、喜びや笑顔を広め、文化を越えた感動を共有することで、クリスマスの季節の魔法を表わすものだ」とコメントした。 フィンランド共和国のタンヤ・ヤースケライネン大使は、「このクリスマスツリーの灯りを分かち合うことは、国境を越えた団結への呼びかけだ」と話した。さらに、「フィンランドはサンタ、サウナ、そしてシス(※)という『3S』を持つ幸福な国。これらを来年、万博を訪れるすべての人も楽しんでいただきたい」とメッセージを送った。 ※シス~厳しい状況で発揮されるしなやかな精神性、困難に立ち向かう勇敢さ、忍耐などを指す「フィンランド魂」を表すフィンランド語 北欧パビリオンの前に設置されたクリスマスツリーは、12月25日のクリスマス当日まで、建設中の大阪・関西万博会場、夢洲を照らす。
ラジオ関西