福山雅治、ニューアルバム『AKIRA』収録のオリジナル楽曲「ボーッ」に込めた深~いメッセージとは?
シンガーソングライターで俳優の福山雅治がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「福のラジオ」。11月28日(土)オンエア回では、ついにオリジナル・ニューアルバム『AKIRA』発売まであと10日と迫り、今回もアルバム収録曲の中から初解禁となる楽曲が2曲オンエアとなりました。
まずは、オリジナルに初めて収録される楽曲「ボーッ」。 ゆったりとしたレゲエ・ビートに乗って歌われるのは、「考えることが沢山あってなかなかボーッとするのも難しいのが人の常かと。ならば、ボーッとしながら考える、と言う方法は如何か?」というメッセージ。単にそのビートにユルく乗るだけではなく、そこに深い思考の痕跡を見て取ることができるのが『AKIRA』流だ。 「17世紀のフランスの哲学者、パスカルの遺稿集『パンセ』にある名文句“人間は考える葦である”がひとつのテーマとなっています。僕は個人的にどうしてもボーッとできない性格なんです。例えば仕事とまったく関係ないことでウェブサイトを散策していたとしても、そのサイトに掲載されてる内容に対して興味が湧いてどんどん深掘りしていってしまうんですよね。でもそうやって思考することや興味を持つことをやめない、もしくはやめられないのが“人間らしさ”なのではないかなと。本当にボーッとできる人って、ある意味人生の達人だと思います」 また、サウンド面についての解説も。 「打ち込みのドラムとオルガン、あとは生音のベース、ガットギター、アコーディオン、パーカッション、といった音数の構成が、わりとすっきりしたサウンドメイクになっています。今回のアルバム17曲を1つのテーブルに全部並べたときに、結構ジューシーというか、コクのある曲が多かったので、こういう抜け感のあるゆったりしたレゲエ・ビートがちょうどアルバムの真ん中あたりに欲しいなと思って新しく書き下ろしました」 そしてアルバムからもう1曲。 『1461日(ALBUM ver.)』(テレビ朝日系列リオ五輪/平昌五輪テーマソング)です。 こちらは原曲からかなり進化したものに生まれ変わり、その出来に福山さんも納得の様子。 「そうですね。かなり満足できる仕上がりになりました。オリジナルからの変更点としては、キックとスネアのパターンと音色、それに合わせて僕が生のベースを弾いたものを差し替えました。あとは逆回転の様々なエフェクトを足したり、エレキギターも追加でダビングしました。結構変わりましたよ。リオ五輪から4年、つまり1461日経って、2020年版に生まれ変わった、と」 最新型の福山サウンドの詰まったアルバム『AKIRA』、楽しみです! (TOKYO FM「福のラジオ」11月28日(土)放送より)