「兄弟わっしょい」防府天満宮で裸坊祭 4000人の熱気激突
西日本有数の荒祭りとして知られる御神幸祭(ごじんこうさい)(裸坊祭=はだかぼうまつり)が23日夜、山口県防府市の防府天満宮であった。「兄弟わっしょい」の掛け声の中、境内は熱気と興奮に包まれた。 【写真】防府天満宮で裸坊祭(計5枚) 午後6時、拝殿の扉が開くと、約4千人の裸坊と呼ばれる白装束の男たちが約500キロの御網代輿(おあじろこし)に殺到。輿は菅原道真公の御霊(みたま)を載せ、触ると願いがかなうとされる。裸坊たちが体を激しくぶつけ合いながら58段の石段下まで滑り落とした。 祭りは今年で1021回目。御網代輿は24日午後8時まで境内で展示される。
中国新聞社