警報級大雪、福島県内でも警戒続く 猪苗代で積雪113センチ、平年の2・7倍
10日の福島県内は冬型の気圧配置の影響で会津地方と中通りで断続的に雪が降った。福島地方気象台によると、3連休初日の11日は会津地方で昼前まで警報級の大雪となる可能性がある。その後は気圧配置が緩み、県内各地とも12日は曇り、13日は曇り一時雨か雪となる見通し。 10日は強い寒気が続き、喜多方市と西会津町で一時、大雪警報が発表された。喜多方市の店舗駐車場では、除雪作業員が2日間で急激に降り積もった雪の排出作業に追われた。除雪車が場内に積み上げられた雪の山を大型ダンプカーに移し替えた。会津若松市では、歩道の雪を片付ける市民の姿があった。 午後7時時点の24時間降雪量の最大値は金山町が全国で2番目に多い57センチとなった。最深積雪は只見町で154センチを観測した他、猪苗代町で平年比の約2・7倍となる113センチとなった。 11日午後6時までに予想される24時間降雪量はいずれも多い所で会津地方の山沿いが50センチ、平地で30センチ、中通りの山沿いで30センチ、平地で10センチとなっている。