三本木高チーム(青森県十和田市)国内最大級の中高生料理コン最終選考へ 豚肉とリンゴでサンドイッチ
青森県十和田市の三本木高校(小森直樹校長)の1年生チームが、「大切な人を笑顔にするごはん」をテーマにしたジュニア料理選手権で上位3チームに残り、12月1日に川崎市で行われる最終選考に臨む。料理名は県産の豚肉とリンゴを使ったサンドイッチ「Charging(チャージング)サンド」。審査員の前で調理し試食してもらう最終選考に向けて、最高位のグランプリを目標に腕に磨きをかけている。 選手権は料理雑誌などを手がけるオレンジページと味の素が主催する「国内最大級の中高生向け料理コンテスト」。今回は4部門に計1万6558点、このうち三高チームが競うオリジナルレシピの高校生団体部門には300点ほどの応募があった。 チームは山本哲也さん、小山田沙良さん、中野伊茉莉さん、和田みのりさんでつくる「紅一点」。同高付属中時代の担任に感謝の気持ちを伝えようと結成し、野球部顧問でもある恩師の疲労回復のためアイデアを出し合った。 具材の豚肉は十和田おいらせ農協の協力を得てビタミンB1豊富な奥入瀬ガーリックポークを使用。すりおろしリンゴに漬けてから焼いてたれと絡め、カリッと揚げたささがきのゴボウ、レタスとともにトーストした食パンに挟んだ。パンには揚げニンニク入りのヨーグルトソースを塗り、甘い中にも酸味の利いた味わいにした。 肉は厚さ2センチ、パンは6枚切りで食べ応え十分。メンバーは「日焼けした先生のために、美肌効果もあるオリジナリティーあふれるサンドイッチになった」とアピール。代表の小山田さんは最終選考を前に「緊張感はあるが、手際よく、見ている側も楽しめるよう調理したい」と意欲を見せる。25日まで大会ホームページで一般投票も行われ、結果は最終選考で各チームの持ち点に反映される。