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コロナ禍で拡大する“赤字覚悟”の在庫処分。LA在住の女性起業家・三木アリッサさんが指摘する「日本の搾取文化」

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すべては鏡。半径10mの人たちの「労働」にリスペクトを

――日本が「買い叩きの文化」と向き合い、より良く変わっていくためには、どんな変化や行動が必要だと思いますか? 他人へのリスペクトを持つことは、イコール自分へのリスペクトがあること、かつ人から自分がリスペクトされていることだと思います。元マクドナルドCMO足立光さんがおっしゃっていた「すべてはリフレクションでしかない、鏡なんだ」という言葉がすごく好きなんですが、人をリスペクトしていたら、自然と自分もリスペクトされていくんです。 日本の特徴として、「変われない文化」が根強いと思います。コロナ禍であっても、リモートワーク導入率は依然低いまま。日本がドラマチックに変われるとは、私も思っていません。 でも、半径10mの人たち、例えば同僚やよく行くコンビニの店員さんなどの労働に感謝していくと、回り回って自分も感謝されるようになる。その連鎖でハッピーな気持ちが満タンになれば、おそらく目に見えない一次産業の生産者や職人、アーティストの方の労働にも目が届くようになるんじゃないかなって。 時間はかかるけど絶対に未来が変わっていくと信じているし、私は誇りを持ってそういう行動を続けている人の応援者で有り続けたいです。何か心ないことを言われたら、いつでも私のTwitterに絡んでください(笑)。私なりに日本人の方にエールを送りつつ、良くないものは「No」と言える人でありたいと思います。 ――今後、三木さんご自身が変化を起こすための活動をする予定はありますか? 和菓子に限らず、日本が誇るすばらしい職人技術を海外に持っていくには、ルイヴィトンの日本版を作らないといけないと考えています。これから10年かけて、アメリカでIPO(新規上場株式)ができるまでのブランド展開に本腰を入れていきたいです。その結果、日本のアーティスト、職人の方がより世界からリスペクトされて、新しい外貨を獲得する道筋を作れたらと切に思っているので、どうか楽しみにしていただけたら嬉しいです。

取材・文:小林 香織

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