H&Mグループの「コス」、青山旗艦店を10周年でリニューアル 循環型の内装を導入
H&Mグループの「コス(COS)」は11月末、開業10周年を迎えた東京・青山の旗艦店をリニューアルオープンした。同ブランドの専属インテリアデザインとサステナビリティ専門チームが手掛けた、環境に配慮したショップコンセプトを導入。アーティストや職人との交流を広げる一環として、東京出身の抽象画家、アイリス・イッセン(Iris Issen)の作品も展示している。 【画像】H&Mグループの「コス」、青山旗艦店を10周年でリニューアル 循環型の内装を導入
南青山・みゆき通り沿いの同店は、地下1階~地上2階の3フロアで、面積は437平方メートル。ウィメンズ、メンズ商品を扱っている。同店は2014年11月にオープンし、その後、横浜や銀座、台場にも出店したが、銀座は閉店済み。現在、改めて国内出店を模索中という。
リニューアル後の青山店は、竹製のショーケースや、リサイクル素材を使った棚、リサイクル素材を90%に使ったフロアタイル、残糸で製作したラグなどを導入し、「コス」が掲げる循環型デザインの理念を体現している。イッセン氏に依頼したアート作品は人の身体とランの花弁という官能的なモチーフを抽象画で表現したもので、壁の色や窓から差し込む光と調和している。ほかに、彫刻家、三沢厚彦によるラウンジチェアとテーブルも店内に設置した。