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第2波でアメリカを上回る感染増…「スペインは炭鉱のカナリア。多くの国が後に続くだろう」

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BUSINESS INSIDER JAPAN

スペインでは8月最終週に、新たに5万3000人以上のCOVID-19の症例を記録した。 【全画像をみる】第2波でアメリカを上回る感染増…「スペインは炭鉱のカナリア。多くの国が後に続くだろう」 人口比では、アメリカよりも速く、フランスに対しては2倍以上の速さでウイルスが拡散している。 スペインは6月下旬まで厳格な封鎖を行っていたが、それ以降はより緩やかな規制になっている。 バルセロナの疫学者はニューヨーク・タイムズに「スペインは炭鉱のカナリアかもしれない。多くの国が我々の後に続くだろう」と語った。 ニューヨーク・タイムズによると、スペインでは8月24日からの週に、新たに5万3000人以上のCOVID-19の症例を記録した。これは人口比でいうと、アメリカよりも速く、隣国フランスの2倍以上の速度でウイルスが広がっていることを意味する。 バルセロナのグローバルヘルス研究所の疫学者であるアントニ・トリラ(Antoni Trilla)は、スペインでの最近の症例急増は、ヨーロッパの将来を映し出したものかもしれないとタイムズに語った。 彼は「スペインは炭鉱のカナリアかもしれない」と言い、「多くの国が私たちに追随するかもしれないが、我々が直面しているような症例数ではないことを願う」と付け加えた。 COVID-19の症例は、イタリア、ベルギー、ギリシャ、ドイツ、東欧諸国でも増加している。 スペインは6月下旬にそれまでは厳格だったロックダウンを緩和した。タイムズによると、家族の集まりやストリート・パーティー、ナイトクラブへの制限緩和は、コロナウイルス再流行の原因とされている。また、観光や移住のための宿泊施設の不足も要因として指摘されている。 ジョンズホプキンス大学のデータによると、8月31日の時点で、スペインは世界で9番目に症例が多くで、累積46万2858件のCOVID-19感染と2万9094人の死亡が記録されている。 Anadolu Agencyによると、マドリードの感染率は国内の他の地域の2倍だ。市当局は、ホテルの部屋を使用して軽症の患者を収容し始めたという。 これまでのところ、ウイルスの再流行は、最初にパンデミックがヨーロッパを襲ったときよりも致命的ではないようだ。 スペインの死亡率は現在約6.6%で、ピークだった5月の12%のほぼ半分だ。 今回コロナウイルスに感染した人々は、これまでよりはるかに若い。感染者の年齢の中央値は、以前は60歳だったが、今は37歳だ。 ロイターによると、スペインのサルバドール・イラ(Salvador Illa)保健相は31日の夜、カタロニアのテレビ局で、最近の急増は、スペインの1日の死亡者数が900人に達した頃とは比較にならないと述べた。 「もちろん、憂慮している。我々は感染の連鎖を断ち切り、感染者の増加を抑えなければならない」と彼は言った。 イラ保健相は、新たな緊急事態が発生したり、学校が閉鎖される可能性は低いと述べた。最も重要なのは、医療機関に負担をかけないことだと彼は述べた。 イラ保健相は、新たな緊急事態が発生したり、学校が閉鎖される可能性は低いと述べた。最も重要なのは、医療機関に負担をかけないことだ、彼は述べた。 マラガの病院のマリア・デル・マル・バスケス(María del Mar Vázquez)博士は、病院は前回よりも良い状況にあるとタイムズに語っている。 バスケス博士によると、医療従事者はCOVID-19に対処する経験を持ち、手順も整備され、装備も向上したという。 「病院は満室になるかもしれないが、その準備はできている」と、彼女は言った。 [原文:Spain is Europe's latest coronavirus hot spot, and cases are spreading faster than in the US] (翻訳、編集:Toshihiko Inoue)

James Pasley

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