背筋がゾッと寒くなる! 世にも「不気味な」瞬間を捉えたビンテージ写真
秋が訪れ、全てが薄気味悪く恐ろしいハロウィンもやってくる。ホラー映画三昧をしたり、美味しい秋のお菓子を焼くのにパーフェクトな時である一方で、かなり不気味なビンテージ写真から、遠い昔の異常な習慣やゾッとする犯罪、悪夢を見そうな恐怖症を振り返ってみるのにパーフェクトなタイミングでもある。 【写真】Netflix&Amazon Prime Videoで視聴できるホラー映画BEST15 カメラのトリックを使って偽の超常現象を捉えた“心霊写真”の伝統から、恐怖症が芽生えそうな古い写真まで、ビンテージ写真は過去について多くのことを暴く。もちろん、遺族が愛する故人と一緒に死後写真を撮るという昔の不気味なトレンドを振り返らないわけにはいかない。ここにご紹介する昔の恐ろしい写真は、背筋も凍るフレームの中に全てを収めている。
心霊写真(1922年)
一人の女性が愛する死者の頭に手を乗せているのを、亡霊のような顔が見ている。BBCによると、19世紀半ばにカメラが普及したことで心霊写真が人気になったという。複数回露出させるテクニックを使って亡霊のような姿を作り出した。
交霊会のテーブルに現れた奇妙な手(1920年頃)
『The Guardian』紙によると、19世紀に死者と交信する交霊会が注目されるようになり、ビクトリア時代はずっと人気だったという。交霊会とトリックを使った幽霊写真の両方がわかる1枚。
死んだ子どもを抱く女性(1846年)
BBCによると、19世紀から20世紀初期にかけて、死後写真は当たり前のことだった。ビクトリア朝は病気で亡くなる子どもが多かっため、肖像写真はますます普通のことになり、死後写真は遺族が子どもの肖像を残す最後の(時には唯一の)チャンスだった。
カメラに捉えられた心霊体(1910年頃)
交霊会で霊能者の口から心霊体が具体的に出てきた瞬間を捉えた写真。19世紀の交霊会では、霊能者が「ノーベル賞を受賞した生理学者シャルル・リシェが”心霊体“と呼んだ、厚い脂肪でできた凝固したプラズマ」を吐き出したと、『Victorian Review』が記している。この体から出てきた物質は心霊世界が形となって別の世界に現れたものだと信じられていた。
Translation: Mitsuko Kanno