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商品増産へ新工場建設 来夏稼働目指す 湯田牛乳公社【岩手】

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岩手日日新聞社

 西和賀町の第三セクター湯田牛乳公社(社長・細井洋行町長)は、同町小繋沢にある既存工場の隣接地に新工場を建設する。主力のヨーグルト製品の増産や食品安全マネジメントの国際規格に準拠した設備を整え、商品の安定供給につなげる。2021年7月ごろの稼働開始を目指して工事を進める。  同社は「プレミアム湯田ヨーグルト」や、県産の生乳を使って本場の味を再現した「ギリシャヨーグルト」などの加工品売り上げが好調で、売上の4割をヨーグルトなどの加工品が占めている。ただ、現在の設備では大量生産が難しく、需要に対して生産量が追い付いていない状況にある。完成から30年余りがたつ現工場が手狭になってきたことを踏まえ、新工場を建設し増産体制を目指すことにした。  新工場は鉄骨造り2階建てで、延べ床面積は約3600平方メートル。異なる工場で行っていたヨーグルトとスイーツの生産を1カ所に集約。新設備導入によって生乳処理量が現工場の7トンから10~11トンに増える見込み。ヨーグルト調合タンクや殺菌タンク、発酵室、充填機、冷蔵庫などを備えるほか、見学体験コーナーを設ける計画で、食品安全マネジメントの国際基準FSSC22000に対応した製造管理体制を整備する。  18年度に同社工場東側の民有地約2ヘクタールを取得し19年度に整地を実施。今年度は6月に工場建設に着手し21年2月の完成を予定。現工場から機械を移設するなど準備を整え同年7月ごろの稼働開始を目指す。用地取得などを含む総事業費は約21億6000万円。  溝渕郁夫専務取締役は「地域の酪農が発展するためには、出口である当社の生産力増強が求められている。酪農生産の拡大を通じて地域経済に貢献し、若者が永住したいと思う地域づくりにつなげたい」と意欲を示す。

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