「やれることは全てやった」6年連続S班ならずも悔いなし! ライン戦続いた松浦悠士は気分一新、単騎の力勝負に挑む/大垣競輪G3
大垣競輪場で30日から「開設72周年記念・水都大垣杯(G3)」が開幕する。S級特選に出走する松浦悠士(34歳・広島=98期)に話を聞いた。 「獲るしかない!」状況で臨んだ競輪祭。6年連続GP出場&S班死守を目指して走った勝ち上がり戦は、多くの競輪ファンを魅了した。今年初のG1優出を無傷の4連勝で迎えた決勝戦は犬伏湧也(29歳・徳島=119期)の番手戦。犬伏がホームカマシを試みるが、それに併せて脇本雄太(35歳・福井=94期)が番手発進。その対応に若干手を焼いた。結果は惜しくも3着だったが、間違いなく今年1番の仕上がりのよさだった。 そこから中4日が経ってこの大垣記念を迎えるが「シリーズを通していい走りができたと思うし、やれることは全てやっての結果なので悔いはありません」と悲観した様子は微塵も感じなかった。 気持ちを切り替え臨む初日特選は「単騎でも自力でやります。最近は人の後ろが続いていたが、自分で動いたらどうか。天候次第で仕掛けのタイミングやモガく距離を考えようと思う」と他地区とは言え山口拳矢(28歳・岐阜=117期)や北井佑季(34歳・神奈川=119期)、中野慎詞(25歳・岩手=121期)には付かず力勝負を選択。 来年の1月はオールスターでの失格の影響で斡旋がストップ。次走は玉野で行われる地元記念なだけにここでも更に結果を残して弾みを付けたい。(アオケイ・松野記者)