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観光客増見据え、感染対策学ぶ  来島自粛要請解除の与論町、専門家招き講習会

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南海日日新聞

 与論町と町商工会、ヨロン島観光協会共催による事業者向けの感染症対策講習会が28日、鹿児島県与論町の居酒屋であり、飲食業などを中心に約30人が参加した。島内での新型コロナウイルス感染拡大を受け、町が実施していた来島自粛要請が23日に解除。観光客も今後増えることが予想される中、感染リスクを低減する目的で開かれた。感染症対策の専門家から、密閉、密集、密接の3密を避けることを念頭に置いた店内での感染症対策について学んだ。  与論島での感染拡大は、飲食店での会食が要因の一つとされており、講習会を通して各店が感染症対策を強化することで再発防止につなげたい考え。  鹿児島大学病院感染制御部副部長で、特例准教授の川村英樹さんが講師を務めた。川村さんは▽3密を避ける▽主な感染経路である飛まつと接触を極力減らす▽消毒の徹底-を対策のポイントとして紹介。  さらに▽30分に1回程度の換気▽密閉した部屋は使わない▽テーブル席など人と人が対面する場合はアクリル板などのパーテーション(間仕切り)を設ける▽料理は小皿などで各自に提供し、大皿を使う場合は各自にトングや専用のはしを提供する―などの具体的な対策案も示した。  「マスクを外し、食事しながら会話する居酒屋では、対面する人と人の間に飛まつ防止のアクリル板などを設置するのが特に効果的。夜遅くなるほど飲酒でテンションが上がり、大声になる人もいる。営業時間や酒類提供時間などの工夫も必要に応じて実施して」などと助言した。  講習会場となった居酒屋「ひょうきん」では、テーブルの中央やカウンターの席と席の間にアクリル板を設けていたほか、のれんを外したり、メニューをラッピングしてテーブルに貼り付けて人が触れるのを極力減らしたりするなどの対策を実施。参加者も参考にしていた。  同店代表の田畑克夫さんは「できる限りの対策はしていくが、忘年会シーズンなど団体客が増える時期の対応や、台風や大雨の際の換気などが今後の検討課題」と話した。

奄美の南海日日新聞

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