“バズる大使”が見た園遊会――外交団にも貴重な機会
こちらがその「チョハ」ですが、映画『スター・ウォーズ』の「ジェダイの騎士」のようだと話題になりました。 ――確かに「ジェダイの騎士」もそうですが、魔法学校にも登場しそうな服装ですね。
レジャバ大使:「柔道の金メダリストもいらっしゃったので、思わずお声がけしました。(男子81キロの)永瀬選手においては、ジョージアの選手と確か金メダル争いをしたということもあって『おめでとうございます、次回は必ずこっちが勝ちますよ』と」
レジャバ大使:「あとはレスリング(女子)の日本の金メダリストが『ジョージア、レスリング強いですね』ということも言ってくれたし、皆さん揃って着物の姿だったので、とても綺麗ですねと。『でも皆さん本当はすごく強いんですね』って言ったら、『はい、強いです』と言われてですね」 ――永瀬選手は決勝でジョージアの選手を倒しての金メダルだったということで、素敵な交流ですね。 園遊会でこういう交流があるとは思いませんでした。外交団の人数が多いことから、大使一人一人が両陛下と話をする機会はなかったようですが、アイコンタクトであっても、両陛下と接する機会は貴重な場だったようです。 レジャバ大使:「ものすごく貴重な機会ですね。特に各国の大使の気持ちというか、皆同じようにとても敬意を持って参加するので、逆に外交団が何か一体感が出て、皆日本で今外交をしていることを、一番よく確かめられる、そういう機会だと捉えております。この園遊会や、皇室の行事というのは、『平和』というメッセージがおのずとついてくる。敵国同士でもやはりそういう場で一緒になると、絶対に争いが良くない、そういう気持ちも、無意識に生まれるんじゃないかなと。私はそういったメッセージ性も感じます」 レジャバ大使:「日本の皇室というのは、日本で生活していると、もちろん日常的に皇室の動きが、おそらく生活に影響していると感じることはないと思います。ただ、正月だったり、天皇誕生日だったり、そういった折に、皇室の動きに触れる機会には必ず皇室があってこその日本なんだなと」