“バズる大使”が見た園遊会――外交団にも貴重な機会
日テレNEWS NNN
「秋の園遊会」が10月30日開かれました。参加したジョージアのティムラズ・レジャバ駐日大使にとっても、交流の機会になったようです。日本テレビ客員解説員の井上茂男さんがインタビューしました。
■パリ・オリンピック、パラリンピックの金メダリストたちが招かれた秋の園遊会
――天皇皇后両陛下主催の「秋の園遊会」が10月30日、赤坂御苑で各界の功労者らおよそ1400人が出席して開かれました。両陛下のほか、秋篠宮ご夫妻や、両陛下の長女・愛子さま、秋篠宮家の佳子さまらが出席、女性皇族は和服で臨まれました。両陛下は、会場を時間をかけて歩き、柔道の阿部一二三選手や女子やり投げの北口榛花選手ら、パリ・オリンピック、パラリンピックの金メダリストらとにこやかに歓談されました。
――お天気にも恵まれて、女性皇族の和装も華やかでしたね。 はい。焼き鳥やジンギスカンなどの料理が、コロナ禍後、初めて出され、皆さん楽しまれたと思います。 ――見るからに美味しそうですね! 園遊会は1880(明治13)年、明治天皇が外交団を招いて催した菊を見る会がルーツで、今も駐日大使らが招かれています。
――SNSで「バズる大使」として有名な方ですね? はい、そうです。ジョージアは黒海に面し、ロシアとトルコに挟まれた国です。大使は日本の高校、大学で学び、日本企業で働いた経験もあります。大使館に訪ね、園遊会の感想などをうかがってきました。
井上:「とても天気が良くて、女性皇族方、皆さん和服を召して、珍しい機会だったんじゃないでしょうか」 レジャバ大使:「そうですね。私たちが日本を感じる意味で、お庭もきれいですし、とても清々しい気持ちで参加できますから、当然非常に貴重な機会であります。日本側の皆様はですね、和服でいらっしゃった。それと全くそのままの気持ちで、私は自国を表す民族衣装『チョハ』というんですけれども、それで参りました。実は前回、雅子さまから『この衣装は何ですか?』ということを聞いていただいたこともあったので、やっぱり自分の国を表す良いきっかけにもなった」