秋田市出身フリーアナ・小倉智昭さん死去 秋田でも悼む声「がんでもしっかり生きられること伝えてくれた」
秋田市出身のフリーアナウンサー・小倉智昭さんが9日午後、亡くなりました。病と闘いながら医療フォーラムで県民に勇気を与えた小倉さんを、関係者が悼みました。 秋田市出身でフリーアナウンサーの小倉智昭さんは、1999年からフジテレビの朝の情報番組「とくダネ!」の司会者として様々なニュースを伝えてきました。 しかし、2016年にぼうこうがんを患い、2021年には肺がんを公表。12月4日に病院から「治療の手だてがない」と宣告を受け、9日の午後、自宅で息を引き取りました。77歳でした。 闘病のさなかの2018年と19年には、秋田市で開催された秋田大学の医療フォーラムに参加し、がんを抱えながら様々なことに取り組む姿は県民に勇気を与えました。 秋田大学の尾野恭一理事は「非常に寂しい。あの方は秋田の人で、秋田に対する愛着も強かったとフォーラム以外で話して強く感じた。あの方を見ていると、がんになってもしっかり生きていけるということが伝わったと思っている」と振り返り、小倉さんの死を悼みました。
秋田テレビ