中日1位・金丸夢斗 背番号に込めた思い「ずっと今永投手に憧れて…それに、自分の誕生日も2月1日」21が似合うよう「結果で示していきたい」
◇ドラゴンズ新入団選手発表会見 中日の新入団選手発表会見が14日、名古屋市内のホテルで行われ、新人8選手の背番号が発表された。ドラフト1位の金丸夢斗投手(21)=関大=は「21」、同2位の吉田聖弥投手(22)=西濃運輸=は「47」とそれぞれ希望の番号に決定。金丸は憧れのカブス・今永昇太投手(31)がDeNAで背負った背番号21を身につけ、球界を代表する左腕へと羽ばたいていく。 会見直前、金丸はユニホームを手渡されるとすぐに袖を通した。鏡に映った自分を見て、「思ったよりは似合っているなと」と一安心。晴れて竜戦士の一員となった。 21番へのこだわりは強かった。「ずっと今永投手に憧れています。それに、自分の誕生日も2月1日なので」。ドラフト後、球団に希望を伝えていた。 今季メジャー1年目で15勝を挙げたカブス・今永がDeNA時代に背負っていた番号。「背丈も同じぐらい」と金丸。自身は177センチ、77キロで、今永は178センチ、79キロだ。 投球スタイルにストレートや変化球―。投手としての理想像が今永だ。「スピード以上のキレがある。空振りが取れるのは目指しているところ」と動画などを見て参考にし、関大2年時からは希望して21番を付けた。プロの世界でも願いがかない、「まだまだ程遠い存在。少しでも近づけるように頑張ります」と気持ちを新たにした。 竜の背番号21は、2008年から11年までは左腕エースとして活躍したチェンが背負った。23年シーズンまでは現在支配下復帰を目指す育成・岡田が12年間つけていた。「21番が金丸で良かったと思ってもらえるように。自分の結果で示していきたいと思います」と覚悟はできている。
中日スポーツ