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1日8時間働いても「学生時代より強くなった」 リコー・山本勝也、仕事と卓球両立のコツ

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2018年、リコー卓球部は創部60周年の節目に初の実業団年間王者に輝いた。リコー卓球部の特徴はモットーとして掲げられている「仕事と卓球の両立」だ。 【写真】リコー卓球部を引っ張る主将の山本勝也 実業団の集う日本卓球リーグでは、プロのように長い時間卓球に打ち込めるチームもある。そんな中、彼らは東証一部上場企業のリコー社員としてフルタイムで業務に従事しながら、練習に励み、日本リーグの最高峰1部で戦っている。 今回、Rallysではリコー卓球部の工藤一寛監督並びに所属7選手全員にオンラインインタビューを敢行した。彼らはどのようにして、仕事をしながら卓球で好成績を残せているのだろうか。 今回はリコー卓球部を引っ張る主将の山本勝也(やまもとかつや・26歳)に話を聞く。(取材:槌谷昭人・ラリーズ編集長)

自らも勝利して初の年間王者に

――リコーと言えば、2018年のファイナル4初優勝で年間王者に輝いたことが印象的です。山本選手はファイナル4の決勝戦、2番で神巧也選手(当時シチズン時計・現T.T彩たま)に勝利しました。 山本:一番でエースの有延(大夢)が負けて、それまで有延が負けた試合は全部負けてきたので、もう無理だなあと少し頭によぎりました。 でもおかげでプレッシャーを感じずにプレーできたので、逆に相手の方がガチガチになってくれて、良いように転がりました。 ――ご自身も勝利しての創部60周年の節目で初優勝。いかがでしたか? 山本:やっちゃったなって感じでした(笑)。 前期日本リーグで優勝できたのがきっかけで、チーム全体の雰囲気が変わって、今年はいけるぞとなった。その年はどんどんいい成績を取れたので、やっぱり前期の優勝が大きかったですね。

学生時代の志望はリコー1本

――そもそも山本選手がリコーに入社を決めたきっかけは? 山本:まずは早稲田大学の先輩がかなり多くいらっしゃったことです。阿部一博さんや高岡諒太郎さんが、僕が学生の時によく練習に来てくださって、憧れを持ちました。 あと、自分は卓球だけで食べていく自信がなかったということもあります。 ――早稲田の同期に「卓球だけで食べていく」プロの道を選んだ大島祐哉選手(木下グループ)がいたことも影響あるのでしょうか? 山本:そうですね。大学時代、僕も大島と同じくらい練習をして卓球に懸けていました。でも僕は大学3年になっても全国大会で上位に入れるかどうか、くらいの成績しか残せなかった。 大島はどんどん上の世界に行っていたのを見ると、自分は卓球に捧げてもこれだけの成績なら、ある程度は見切りをつけるしかないとは感じました。そうなると仕事と両立するのが大前提になるので、卓球はもちろん強い上に仕事との両立に力を入れているリコーを2年生くらいから志望していました。 ――逆に卓球に打ち込んだ分、社会人は卓球と関係のない仕事をしようというのはなかったですか? 山本:それもありました。なので実業団はリコー1本と決めて、リコーがダメだったら卓球は趣味程度でしようという考えでした。 ――実業団はリコー1本という志望の仕方は珍しそうですね。そこまで惹かれたのはどういう部分ですか? 山本:リコーは特徴として、仕事を9時から17時半の定時までフルでやって、その上で卓球に打ち込んでいるというのは昔から聞いていました。このレベルで仕事と卓球の両立が実践されているところとなるとリコーしかなかったです。

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