日経平均「2万8000円の先」を占う注目決算5銘柄を追え
日経平均株価は昨年10月以来となる週足のゴールデンクロスを示現。中期的な上昇基調への転換が期待される(写真:ponta/PIXTA)
7月28日、29日、8月1日、4日と2週間足らずの間で4度にわたって繰り広げられた、 日経平均株価 2万8000円への挑戦。いずれも取引時間中の高値で終わっていたが、8月5日には終値できっちり突き抜けることに成功した。これはチャートを重視する投資家にとって、極めて重要な相場の変化を意味するものである。 5日の日経平均終値は2万8175円。「カベ」とか「上ぶた」とか言われた2万8000円台のフシを明確に上抜けたことによる心理的な解放感のようなものが大きい。だがそれ以上に、ここは6月9日に記録した2万8389円や、3月25日の2万8338円を間近にとらえる水準だ。 この2万8300円台の2つの高値を上抜けば、日経平均の波動は年初からの下落基調の終結を確認することになる。月並みな言い方だが、「王手」がかかったといっていいか。
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岩本 秀雄