「涙を流して待ってた」記録的な大雨…7人死亡・7人安否不明 石川・奥能登地方では現在も多くの地区が孤立 長野県内の団体も災害支援活動「住民の不安を早く解消してあげたい」
記録的な大雨に見舞われた石川県の奥能登地方。甚大な被害が出ています。災害支援の活動を行う長野県内の団体も現地に入り、孤立集落解消のため土砂の撤去作業などに当たっています。 日本笑顔プロジェクト・春原圭太さん: 「土と流木が混ざっている状態が結構あるので手ごわいというか、土砂の量もかなり多いのでなかなか大変です」 こう話すのは、小布施町に本部を置く日本笑顔プロジェクトのメンバー・春原圭太さん。重機ボランティアとして各地の災害現場で活動していて、今回も9月23日から珠洲市に入っています。 記録的な大雨の影響で奥能登地方ではこれまでに7人が死亡、7人の安否がわかっていません。各地で河川が氾濫し、土砂崩れも発生。現在も多くの地区が孤立しています。 日本笑顔プロジェクトのメンバー4人は現在、自衛隊などと一緒に土砂の撤去作業に当たっています。 日本笑顔プロジェクト・春原圭太さん: 「道、開けてくれていることに対して、涙を流して『待ってた』という人もいるし、住民の不安を早く解消してあげたい」 これまでに2つの道の土砂を撤去し、孤立解消につなげたということです。 長野からできる支援はー。 日本笑顔プロジェクト・春原圭太さん: 「道路復旧させて安全が担保してからぜひ現地に入って、2度水害、地震(被害)あっている人がかなりいるので、なにか勇気づけられるように、地元長野からぜひ応援来ていただいて。台風19号の恩返しじゃないけど、そういう形でいろんな支援ができてくれるといい」 25日まで活動した後いったん長野に戻り、また改めて現地に向かう予定です。 県も支援を行っています。23日、消防防災ヘリ1機を派遣し、珠洲市で3人を救助しました。25日以降も活動を続けるということです。また、義援金の受付けも検討するということです。
長野放送