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DISH//春ツアー再現の渾身19曲に「すごく清々しいです」7周年記念配信ライブ

配信

音楽ナタリー

DISH//が自身のメジャーデビュー記念日である昨日6月19日に、生配信ライブ「DISH// Spring Tour 2020『CIRCLE』-Special Studio Version-」を実施した。 【写真】DISH//(メディアギャラリー他5件) DISH//は2月にリリースしたミニアルバム「CIRCLE」を引っさげ、3月から5月にかけて全国ツアー「DISH// Spring Tour 2020『CIRCLE』」を開催予定だった。新型コロナウイルス感染拡大の影響でツアーは全公演が中止となってしまったが、メジャーデビュー7周年を迎えたこの日に生配信という形でツアーの特別版をスラッシャー(DISH//ファンの呼称)に届けることに。スタジオから配信を行った4人は「CIRCLE」収録曲を中心にたっぷり全19曲をパフォーマンスし、バンドにとっての記念日をファンと祝福した。 配信は4人の気合い入れのシーンからスタートした。北村匠海(Vo, G)の「中華と言ったら?」の掛け声に矢部昌暉(G, Cho)、橘柊生(DJ, Key)、泉大智(Dr)が「酢豚ー!」と叫び、メンバーは楽器がセッティングされたスタジオ内へ。1曲目は「CIRCLE」のオープニングナンバーでもある「Get Power」で、4人はこの曲で疾走感あふれる演奏を披露。匠海の「おひさしぶりです、どうもDISH//です」という短い挨拶を挟み、小林祐介(THE NOVEMBERS)が作詞、中野雅之(BOOM BOOM SATELLITES)が作曲を手がけた「FLASH BACK」を続けて互いのテンションを一層高めていった。 普段のライブでもおなじみのナンバー「I'm FISH//」では柊生がスツールの上に立ち、いつもと変わらぬパワフルなラップを炸裂させて視聴者を盛り上げた。MCでは、匠海が「物理的には離れてるけど、心の距離は近く楽しんでいきたいなと思います。こっちからボールはたくさん投げていくので、たくさんキャッチしてくださいね」とカメラの向こうのスラッシャーに語りかける。すると4人は、ここでインディーズ時代に発表した人気曲「恵比寿物語」をプレイ。DISH//からの思わぬ“変化球”に、配信画面のコメント欄は「ヤバい!」とにわかに沸き立つ。郷愁を誘うこのミドルバラードで昌暉、柊生、大智も匠海のボーカルに歌声を重ね、優しく温かなムードを増幅させていた。 6曲を歌い終えると、匠海は「歌で伝えたいこと、こんなにあったんだなと今実感してます」と笑った。この日のパフォーマンスの内容はツアーの中で披露する予定のものだったと明かした彼は「(ライブが)できてよかったです! 『CIRCLE』は自分たちの中でも……DISH//としての芯を1本通せたようなミニアルバムだと思ってるから」と作品への強い思いも吐露する。 ここから4人は「CIRCLE」収録の「SAUNASONG」「星をつかむ者達へ」を続けてプレイした。「SAUNASONG」では自身のサウナ愛をこの曲の歌詞に乗せた匠海が、肩の力の抜けた優しいボーカルを聞かせる。そしてケンモチヒデフミ(水曜日のカンパネラ)提供の「星をつかむ者達へ」では、4人がそろってパーカッションパフォーマンスを披露。横1列に並んで激しいドラミングを見せながら、匠海と柊生はハイテンションなラップをカメラに向かって叩き付けた。「マジで無理~SUPERムチャブラレターズ~」も熱いパーカッションアレンジで届けられ、2曲を叩き切った匠海は「(ドラムの)大智すげえってなるね(笑)」と呼吸を整えながらひと言。昌暉も「結論そうなるよね。大智カッケーってなる」と同意し、2人の言葉に大智は照れ笑いを浮かべた。 ライブが後半に差し掛かると、新曲がサプライズでスラッシャーにプレゼントされる場面も。新曲「KICK-START」はゴージャスなブラスサウンドが印象的な“ダンスロック”ナンバー。大智のパワフルなドラムソロを合図に柊生はショルダーキーボードを抱えてDJブースを飛び出し、匠海、昌暉と一緒にステップを踏んだ。そのままダンスロックパフォーマンスのセクションに突入すると、インディーズ時代のポップナンバー「ピーターパンシンドローム」で4人とスラッシャーは一層ヒートアップ。いつもはスラッシャーが息ぴったりのコールを飛ばす昌暉のソロパートでは匠海と柊生が踊りながら「昌暉!」と声を合わせ、昌暉のさわやかな歌声を彩っていた。 自粛期間中の時間の過ごし方についてリラックスモードで語ったMCでは、現在進行系でヒットを飛ばしている楽曲「猫」の話題に触れた4人。YouTubeチャンネル「THE FIRST TAKE」の動画の再生回数が2000万回を突破したことに、匠海は「ホントにビックリしています。正直僕らも実感なくて、増えていく数字を見つめているだけなんだけど……(笑)。でも、日々感謝の気持ちでいっぱいです」と感謝の思いを口にした。ここで披露された「猫」で、匠海は曲の主人公の気持ちを鮮やかに描き出す情感豊かな歌声を聞かせる。昌暉が重ねる優しいコーラスや歌声に寄り添うようなキーボード、ドラムの音色と、4人が作り上げた世界観に、画面上には心を震わせたスラッシャーたちのコメントが並んでいた。 アラームのようにけたたましく鳴り響いた昌暉のギターリフで「僕たちがやりました」になだれ込むと、それまでのムードは一変。ここから4人はアッパーなキラーチューンを連発して、テンションを最高潮まで引き上げた。「勝手にMY SOUL」で柊生が「お前ら声出すぞ!」と力強く呼びかければ、「NOT FLUNKY」では振り切れた昌暉がファニーな動きでスタジオを駆け回ってメンバーの笑顔を誘った。「愛の導火線」の演奏前には、匠海が視聴者に向けて「みんなでひとつになろうぜ! エネルギーがまとまる瞬間を感じたいと思います」と言ってコール&レスポンスを求め、コメント欄はメンバーの呼びかけに呼応するスラッシャーの声で一瞬にして埋め尽くされる。匠海は「でっかい声ありがとー!!」と思い切り叫び、4人は灼熱のバンドアンサンブルでスラッシャーの“熱狂”に応えた。 最後の曲を前に、匠海は「何かが止まって家の中にいる時間、いろんなことを考えました。こんな状況下だけど、だからこそ自分はDISH//をより愛せたし、音楽を愛せたし、愛している皆さんにそれを伝えたいと思っていました」と切り出し「配信という形ではありますが、7周年の記念日に僕たちの歌を届けられること、うれしく思っています。今、すごく清々しいです」と感謝を伝えた。ライブのラストナンバーとして演奏されたのは、匠海が作詞に参加し、さかいゆうが曲を書いた「Shape of Love」。匠海は思いを歌に乗せ、柔らかに曲を歌い上げてライブを締めくくった。並んでカメラの前に立ったメンバーは、目の前にスラッシャーがいないライブに「異空間にいるような感じだったよね」と感想を伝え合う。すると匠海は「(観客が)見えてたよね? そういう瞬間あったよね?」と反応。彼の言葉に昌暉、柊生、大智は「うん」とうなずいて笑顔を浮かべた。 なおこの日のライブ映像は、DVD / Blu-ray「#HOMEDISH Limited Box」としてSony Music Shop通販限定でリリースされることが決定。さらにバンドは今夏新曲をリリースすること、8月29日に配信ライブ「DISH// SUMMER AMUSEMENT '20」を実施することを発表した。スラッシャーは詳細を楽しみにしておこう。 ■ DISH//「DISH// Spring Tour 2020『CIRCLE』-Special Studio Version-」2020年6月19日 セットリスト 01. Get Power 02. FLASH BACK 03. I'm FISH// 04. スマホの中のラブレター 05. 恵比寿物語 06. PM 5:30 07. SAUNASONG 08. 星をつかむ者達へ 09. マジで無理~SUPERムチャブラレターズ~ 10. This Wonderful World 11. KICK-START 12. BEAT MONSTER 13. ピーターパンシンドローム 14. 猫 15. 僕たちがやりました 16. 勝手にMY SOUL 17. NOT FLUNKY 18. 愛の導火線 19. Shape of Love

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