「減速しておらず、赤信号に従う意思はなかった」信号無視で死亡事故『危険運転致死罪』25歳無職の男に懲役12年の判決 求刑は15年 仙台地裁
東北放送
去年4月、仙台市内で乗用車を運転中、信号無視で軽乗用車に衝突し当時61歳の男性を死亡させた危険運転致死の罪などに問われている男の裁判員裁判で、仙台地方裁判所は13日、男に懲役12年の判決を言い渡しました。 【写真を見る】「減速しておらず、赤信号に従う意思はなかった」信号無視で死亡事故『危険運転致死罪』25歳無職の男に懲役12年の判決 求刑は15年 仙台地裁 判決を受けたのは、茨城県鉾田市の無職・本宮龍希被告(25)です。 判決などによりますと、本宮被告は去年4月、仙台市宮城野区岩切で乗用車を運転中、赤信号を無視して交差点に進入し、近くに住む会社員、菅野進宏さん(当時61)が運転する軽乗用車に衝突し、菅野さんを死亡させた罪に問われています。 13日の判決公判で仙台地裁の須田雄一裁判長は、「本宮被告は前方を見て運転していたのに減速しておらず、赤信号に従う意思はなかった」と指摘。 「被害者に事故の発生を防ぐことはできなかった。死亡という結果は重い」として、本宮被告に懲役12年を言い渡しました。求刑は15年でした。
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