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初の紅白戦 手袋するコーチ、しないコーチ…かつてのルーティンはもう通用しない コロナ対策で試行錯誤の日々は続く

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中日スポーツ

◇渋谷真コラム・龍の背に乗って

 6イニングの紅白戦。記者席から野球の新様式をながめていた。選手は両ベンチに分かれたが、ベースコーチは立ちっぱなし。一塁・英智、三塁・荒木の顔触れはビフォーコロナと同じだが、アフターコロナではマスクは当然としても…。  「昨日からいろいろと考えたんですが、試合後に確かめたら選手もこちらがいいと言うので、まずは素手ということになりました」  走者や打者にサインを伝達する荒木コーチが、試行錯誤していたのは手袋問題だ。28日のケース打撃では手袋をしていたが、選手からは「見にくい」という声が出た。この日は白の手袋も用意した上で、素手でトライ。もちろん伝達ミスはなく、攻撃中は手袋なしで立つことになりそうだ。一方、手袋をつけていたのが英智コーチ。こちらは一塁ならではの理由がある。  「(出塁した)選手からレガーズを受け取ったりしますから、今年はこの形になると思います」  選手から渡され、ボールボーイに渡すのも任務のひとつ。感染リスク軽減のためには手袋は外せないのだ。  ダブルマスク問題に直面しているのが、ブルペン捕手だ。ほとんどの本拠地球場のブルペンには窓がなく、密になりがち。感染防止のマスクはもちろん、その上に捕手用のマスクをかぶる。息苦しさは増すが、これも慣れねばならぬ新様式なのだ。  この日は2本の本塁打が出たが、言うまでもなくエアタッチ。すでに3月から徹底されており、選手もコーチもごく自然にできていた。ブルペンで準備する順番や人数、食事や入浴にトレーニング、移動方法、共有する用具の管理…。球場に入ってから出るまで、かつての常識が通じなくなることは、山ほどある。適応と変化。手探りを続けながら、少しずつ前へ進む。

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