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【車いすバスケリレーインタビュー 女子Vol.8】西田比呂華「健常者もハマる車いすバスケの魅力」

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バスケットボールキング

インタビューした選手に「現在成長著しい選手」「ライバルだと思っている同世代選手」「ベテランから見て将来が楽しみだと思っている若手」「若手から見て憧れているベテラン」などを指名してもらい、リレー方式で掲載するこの企画。車いすバスケットボール選手の個性的なパーソナリティーに迫っていく。 【車いすバスケリレーインタビュー 男子Vol.8】鳥海連志「掲げる青写真は“NBAのコービー・ブライアントになる”」 文=斎藤寿子  車いすバスケットボール女子日本代表候補として活躍する北田千尋(カクテル)が、一番最初に憧れたのが、西田比呂華(九州ドルフィン)だった。「3ポイントをバシバシ決めて、めちゃくちゃかっこいい比呂華さんに憧れて、車いすバスケを本気でやってみたいと思ったんです」と北田は語る。実は、西田は健常者で数年前までは公式戦には出場することができなかった。それでも車いすバスケに夢中になった理由は何だったのか。健常プレーヤーの先駆者の一人でもある西田に話を訊いた。

はじめは「興味がなかった」車いすバスケの虜に

 もともとスポーツが得意で、何でもやればすぐにできたという西田は、小学生の時は陸上をやっていた。しかし、中学からは特にスポーツをしていなかったという。そんな西田が車いすバスケと出合ったのは、弟がきっかけだった。  西田が、すでに社会人として働いていた頃のこと。ケガをして脊髄損傷という障がいを負った弟は、車いす生活となった。その弟が、退院後に始めたのが車いすバスケだった。しかし当時、弟は車の運転免許を持っていなかった。そこで西田が、練習会場の体育館まで送り迎えをすることになったのだ。  当初、西田は弟が練習をしている間、車の中で待っていた。すると、2時間以上も車の中で待機している西田の姿に、同世代のボランティアの学生が声をかけてくるようになった。 「退屈でしょうし、お姉さんも一緒にやってみませんか?」  正直、最初は「まったく興味がなかった(笑)」という西田だったが、せっかくの誘いを無下に断ることもできない。言われるがままに、初めて競技用車いすに乗って、練習に参加した。すると、自分でも予想していなかった感情が芽生えた。 「スポーツは得意だったので、競技用車いすもすぐに乗りこなせるようになって、“意外と面白いな”と思いました。でも、それ以上に“負けたくない”という気持ちがわいてきました(笑)。みんなにスッとかわされたりして、得意げにシュートを入れられたりすると、負けん気の強さが出てきて、“やるからにはうまくなりたい”と。それですっかり車いすバスケにハマってしまいました」  陸上をしていた小学生の時以来、久々に負けん気の強さを芽生えさせるほど、車いすバスケにはスポーツとしての魅力があった。そしてそれは、練習すればするほど大きく膨らみ、西田は車いすバスケの虜となっていった。

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