「白」よりも「黒」が色気を引き出す理由【大草直子×モデルはまじ】
モデルとして、テレビ出演やラジオパーソナリティとしても活躍中の浜島直子さん、愛称“はまじ”。彼女がファッション、ビューティ、ライフスタイル、さまざまなジャンルで新しい自分を発見していく連載です。 【写真】「色気」のある人とは? 45歳のモデルはまじが新たな魅力を開花! スタイリストであり、エディターでもある大草直子さんの目を通して表現されるモデルはまじから、大人の女性が目指したい“色気のある人”=自分のキャラクターがある人について紐解いていきます。今回は、自分の”色気”の引き出すファッションについて。
「黒」が影となり、着る人の光の部分が際立ってくる
はまじにとって「黒」は特別な色なのかな、と思ったことがありました。一緒にトークイベントをしたときのこと、彼女が黒のニットを着ていたのです。あまり彼女が黒を着るイメージを持っていかなったので、新鮮に映り、同時に彼女の「色気」がとても際立っていることに気づきました。そうか、彼女は「黒」をしっかりと自分のものにして、色気をコントロールしているのだなと思ったことを覚えています。 「黒」は「色気」を引き出してくれる色です。なぜか。黒という色が影となり、黒を纏う人の光の部分、特に女性の湿度の高い素肌が際立ち、ぐっと本人を前に押し出しくれるからです。
ナチュラルなシワ感があり、柔らかな光沢感を放つサテンのキャミソールワンピース。その上にドライなリネン素材のざっくりニットをレイヤード。ニット¥28600/カオス(カオス表参道) ワンピース¥23100/BACCA(TOMORROWLAND) バッグ¥19800/マルシェ、サンダル¥17600/ラオコンテ(ともにフラッパーズ) バングル(ゴールド)¥63800/ブランイリス(ブランイリス トーキョー) バングル(シルバー)¥19800/アダワットトゥアレグ ぐっと際立たせる力をある黒は、実はかなり手強い色です。だからこそ、黒から遠ざかる人がいるというのもわかります。でも手強いからこそ、うまく使いこなせると自分自身の見せ方をコントロールすることができる。黒は着るか着ないか意識的に選ぶ色で、とりあえず便利だから、スッキリ見えるから、と後ろに隠れて着る色ではないのです。